ベンチマークテストの結果を見よう。評価機のスペックは、CPUがCore i9-8950HK、グラフィックス機能がNVIDIA GeForce GTX 1050 Ti(4GB)とIntel HD Graphics 630のハイブリッド、メモリが16GB、メインデータストレージは1TBB SSD(PCI Express 3.0 x4)、OSはWindows 10 Home(64bit)という内容だ。
まずはCore i9の実力に注目したい。CPU性能の目安になるCINEBENCH R15のCPUスコアは1142。1年前のバリバリのハイエンドであるCore i7-7700K搭載デスクトップPCを大きく上回り、現行のデスクトップPCと比べてもCore i5-8600K搭載機とも互角以上だ。モバイル最高峰の実力をしっかり発揮できている。
GPUにNVIDIA GeForce GTX 1050 Tiを搭載しているので、3D描画性能も上々。FINAL FANTASY XIV:紅蓮のリベレーターベンチマークの最高品質で「とても快適」評価をマークしているように、フルHD解像度であれば、たいていのゲームは快適に楽しめる。
高負荷時の動作音、発熱も目立つレベルではなく、かなり抑えられている。パームレストに気になる熱を持たないのは立派だ。室温が高めの季節でありながら高性能CPUとGPUを搭載しているだけでなく、その実力をしっかり発揮できているといえる。
FLIOR ONEで撮影したFINAL FANTASY XIV:紅蓮のリベレーターベンチマーク(1920×1080、ノートPC高品質)のループ3周目序盤に撮影したサーモグラフィー。ヒンジ部分は熱くなるものの、WASDキーやパームレストは平均35℃前後と低く抑えられている(室温28℃で計測)ScreenPadの存在が目立つために色モノ的な目でみられがちだが、プレミアムノートPCとしての実力も一流だ。スリムなボディーにぜいたくなスペックを詰め込んだ製品だが、放熱的にも無理を感じさせず、完成度高く仕上がっている。
直販価格は37万7784円とかなり高価だが、妥協のないスペックだけに納得できる部分はある。高価でもクリエイティブやゲーム含めて1台で全てこなしたい、いざというときに持ち運びもしたいというユーザーならば検討に値するだろう。
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