12月中旬に登場した「Core i9-9900X」と「Core i9-9820X」に続き、先週中に第9世代Core Xシリーズに予定されている残り5つのモデルが登場した。全ラインアップの仕様と税込み価格は以下の通り。
型番 | コア・スレッド数 | クロック(最大クロック) | 価格 |
---|---|---|---|
Core i9-9980XE | 18コア・36スレッド | 3.0GHz(ターボ最大4.4GHz) | 25万2000円前後 |
Core i9-9960X | 16コア・32スレッド | 3.1GHz(ターボ最大4.4GHz) | 21万4000円前後 |
Core i9-9940X | 14コア・28スレッド | 3.3GHz(ターボ最大4.4GHz) | 17万5000円前後 |
Core i9-9920X | 12コア・24スレッド | 3.5GHz(ターボ最大4.4GHz) | 15万円前後 |
Core i9-9900X | 10コア・20スレッド | 3.5GHz(ターボ最大4.4GHz) | 12万6000円前後★先行 |
Core i9-9820X | 10コア・20スレッド | 3.3GHz(ターボ最大4.1GHz) | 11万2000円前後★先行 |
Core i7-9800X | 8コア・16スレッド | 3.8GHz(ターボ最大4.4GHz) | 7万6000円前後 |
対応ソケットは第8世代と共通のLGA 2066。製造プロセスは14nmで、PCIe(Gen3)レーンは44、DDR4-2666のクアッドチャンネルに対応するのは全モデル共通。TDPも全て同じで165Wだ。いずれもアンロック仕様になっており、CPUクーラーは別売りとなる。
入荷したTSUKUMO eX.は「全ラインアップが年内に間に合って良かったです。Intelなりに頑張ったんだと思います」とつぶやいていた。ただし、各ショップの入荷数は少なめで、一番人気の「Core i9-9980XE」は当分枯渇するのではないかとの懸念も出ている。
とはいえ、Core iシリーズの長期的な品薄傾向に比べて悲壮感はない。別のショップは「もともとハイエンド系は購入層が限られていますし、Skylake-X“Refresh”なので、1年前の『Core i9-7980XE』などからの乗り換えもあまりなさそう。欲しい人が静かに買っていく感じになると思います」と淡々と話していた。
既存のX299マザーにもはBIOS(UEFI)アップデートによって組み込み可能だが、第9世代と同じタイミングで登場したモデルもある。ASUSTeKの「PRIME X299-DELUXE II」で、税込み価格は7万2000円前後。
Skylake-XおよびSkylake-X Refresh向けのATXマザーで、Thunderbolt 3を内蔵チップでサポートする他、PCIe x4接続のM.2ポートを3基(うち1基はSATAにも対応)、USB 3.1ポートえをフロントに1基、背面にThunderbolt 3共通のType-Cとして2基用意している。
パソコン工房 秋葉原BUYMORE店は「PRIME X299-DELUXEのマイナーチェンジですね。ファンのハブに使う『FANエクステンションカード2』を標準装備していますし、ヘビーな作業をしっかり支える実力があるマザーだと思います」と評価していた。
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