NVIDIAの新GPU「GeForce RTX 20」シリーズを搭載するノートPCが、1月29日以降世界中で順次発売される。主要なPCメーカー全社のものを含め、40以上のモデルをラインアップし、うち17モデルは同社のGPU冷却アプローチ「Max-Q」を採用するという。
(日本での展開は未定)
ノートPCに搭載されるのは「GeForce RTX 2080」「GeForce RTX 2070」と、発表されたばかりの「GeForce RTX 2060」。製品サイトの情報を見る限り、いずれのGPUも動作周波数以外の基本仕様はデスクトップ向け製品と同一仕様のようだ。
NVIDIAの発表会では、MSI、Acer、GIGABYTEのゲーミングノートPCが搭載製品として紹介された。
グラフィック性能において比較対象となったのは、現行の据え置き型ゲーム機の中で一番グラフィックパフォーマンスの高い「PlayStation 4 Pro」(以下「PS4Pro」)だ。PS4Proは4K(3840×2160ピクセル)出力とHDR(高ダイナミックレンジ)出力の両方に対応している。
ゲーム機最強のPS4Proに対して、GeForce RTX 2060は最大1.6倍、RTX 2080は最大2倍のパフォーマンスを発揮できるという。RTX 20シリーズがレイトレーシング(光線追跡:RT)用コアを搭載していることもあり、「レイトレーシングを多用する『Battlefield V』のようなゲームでも60フレーム/秒でプレイできる」としている。
NVIDIAのジェンスン・ファンCEOは、GIGABYTEの「AERO 15(RTX15シリーズ)」を手にして「こんなに薄いノートPCでもPS4Proよりも快適にゲームが楽しめる」と、GeForce RTX 20シリーズのメリットを強調していた。
(取材協力:Consumer Technology Association)
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