使う用途がはっきりとした製品とは異なり、購入前は自宅内でどのくらい使い道があるのか不安になるものの、いざ使い始めるとその便利さゆえ台数がじわじわと増えがちなのがスマートプラグだ。スマートスピーカーを使って家電製品をオン/オフする用途でもてはやされているスマートプラグだが、タイマー機能や消費電力の測定機能を単体で使える製品もあり、アイデア一つでさまざまな用途に活用可能だ。
こうしたスマートプラグだが、海外ではすでに以前から普及していた2個口タイプのモデルが、最近になって国内でもチラホラとお目見えするようになってきた。今回は、STYLED(スタイルド)が発売している、スマートプラグ「NACP2AG」を紹介しよう。
本製品は、2つのコンセント口を備えたスマートプラグだ。同社が販売しているスマートプラグ「NACP1AG」の2個口バージョンという位置付けで、横長の本体に2つのコンセント口が並び、その両側にスイッチが配置されている。
スマートプラグは海外発の製品がほとんどで、技適マーク(技術基準適合証明等のマーク)が取得されていなかったり、プラグが海外仕様の3ピンのまま販売されていたりする製品もあるが、本製品は国内メーカーが販売しているだけにこの種の心配はない。
また価格も3866円と、先行メーカーの1個口モデルが2000円程度はすることを考えると、個口あたりの価格もリーズナブルだ。日本語の取扱説明書もしっかりと付属しており、分かりやすさも文句なしだ。
本体左右に並ぶスイッチは、スマホやスマートスピーカーが使えない場合、またネットワーク回線がダウンしている場合などに、接続した家電を手動でオン・オフするためのもので、ステータス表示のLEDを兼ねている。
コンセント口の隣に配置されることで本体が幅広になるのはマイナスだが、かといって上下につけると隣のコンセント口に干渉しかねないし、側面につけるとLEDを視認できなくなる。現状の配置がベターだろう。
Amazon Echoから利用するための手順は以下の通りだ。
まず、スマホアプリ「iO.e」を用いてネットワーク周りの設定を行った後、接続する機器の名前などをつけて、スマホからコントロールできるようにする。それが終われば、Alexスキル「Smart Life」を導入してから、アカウントのひも付けを行う。最後にAlexaアプリからデバイスを検出すれば完了だ。

最初に、スマートフォンアプリ「iO.e」をインストールしよう(画面=左)。アカウントを作成してログインし、ファミリー名を入力してから設置する場所を選ぶ。ファミリー名は適当なもので構わないようだが、何に使われるか分からないので若干迷う。今回は仮に「メイン」とした(画面=右)
作成したファミリー名「メイン」のホーム画面が表示される(画面=左)。この時点でデバイスは未登録なので、右上の「+」をタップしてデバイスを追加する。デバイスの一覧の中から「SMART POWER」を選ぶ(画面=右)。アイコン形状と製品名が実物と一致しないため、説明書を読みながらでないとまず分からないCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.