といったわけで、極めて実用性が高い本製品だが、使いこなす上では前述の「ベッドライト」「扇風機」のように、接続する家電製品の名前を直接つけることをお勧めしたい。仮に「スマートプラグ1」「プラグ2」といった抽象的な名前で登録すると、何がつながっていたか分からなくなり、音声入力で誤認識が起こりやすくなる。具体的な機器名で登録すれば、こうした問題を回避できる。
なお、本製品を使う上で注意したいのが、正面のコンセントおよび背面のプラグともに極性があり、取り付けられる向きが決まっていることだ。もし思ったように取り付けられず、上下逆でなければ差し込めない場合、家電製品の名前を先に登録してしまうと、修正の手間が生じる可能性がある。アプリ上で家電の名前をつけるのは、設置完了を待ってから行った方がよいだろう。
以上ざっと見てきたが、価格も3000円台と安価で、動作の安定性も高い。アプリのローカライズはもう一歩頑張ってほしかった感はあるが、何の配慮もない輸入モノのスマートプラグが多数出回っている中で、きちんと作られた製品がこの価格で購入できる意義は大きい。
他にも消費電力の測定機能や、ネットワークが正常に接続できているかをチェックするための機能も用意されており、初心者からパワーユーザーまで、安心して使える製品だ。これからスマートプラグの購入を考えている人は、105mmという幅広の本体さえ許容できるようならば、先を見越して2ポートの本製品を選んでおくとよいのではないだろうか。
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