AmazonのAlexaスキルの中で一大勢力となっているのが、環境音を再生するスキルだ。川の流れる音、波が寄せたり引いたりする音、野鳥のさえずりなど、さまざまな環境音が登録されており、スマートスピーカー「Amazon Echo」で再生することによって周囲の騒音を気にならなくし、作業に適した環境を作り出せる。
ところで、こうした環境音を流すための専用デバイスが、海外で数多く発売されているのはご存知だろうか。日本ではほとんど流通していないが、言うなればこういった環境音の再生に特化した、スピーカー搭載のスタンドアローンとなる専用デバイスだ。
今回はその1つ、上海問屋から発売された「DN-915630」を用い、Alexaの環境音スキルを使った場合とどのような違いがあるかを調べてみた。
本製品は、横書きスピーカーのような形状をしており、手前に電源ボタンを兼ねたボリュームスイッチがある。その左右にいくつかのボタンが並び、これらを押すことで12種類のホワイトノイズ、12種類のファン音、森の中にいる鳥のさえずり、水の滴る音など、計28種類の環境音を再生できる。
インターネットに接続する機器ではないので、環境音の追加や削除は一切行えず、プリセットされた環境音のみが利用可能だ。背面にはイヤフォンジャックがあり、イヤフォンやヘッドフォンを接続して使うこともできる他、就寝時などに利用できるタイマー機能も用意されている。周囲の音がうるさい時に作業に集中したり、安眠目的で使ったりする際にはぴったりだ。
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