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レノボの大和研究所がアジャイルで開発した「ThinkSmart」とは?(2/2 ページ)

» 2019年02月13日 08時00分 公開
[田中宏昌ITmedia]
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 一方、新開発のソフトウェアを導入しているのに加え、GUIベースで複数台のThinkSmartを統合管理できるダッシュボード「ThinkSmart CONSOLE」をクラウド経由で提供する。オールインワンの管理コンソールで、ネットワークやアカウントの設定、セキュリティ管理、会議室の利用状況といったモニタリングまで、会議室環境をGUI画面で一括管理可能だ。

 結果として、「新製品は日本の大和研究所にて開発された、日本発のグローバル市場向けモデルだが、日本企業に適し機能や要素を盛り込んでいる。音声を筆頭にサウンドファーストで考えたボディーなど、最高レベルで開発できたと自負している」(元嶋氏)

ThinkSMart 複数台のThinkSmartを統合管理できるダッシュボード「ThinkSmart CONSOLE」の画面

 なお、ThinkSmart Hub 700は、OSに64ビット版Windows 10 IoT Enterprise SAC(Semi-Annual Channel)を採用したx86ベースの“PC”だ。CPUはTDP 15Wで4コア8スレッド動作の第8世代Core i5-8350U vPro(1.7GHz、最大3.6GHz、開発コード名:Kaby Lake Reflesh)で、メモリは8GB、ストレージは128GBのSSDで構成される。

 無線LANモジュールはIEEE802.11ac/a/b/g/n対応のIntel Dual Band Wireless-AC 8265で、約300(幅)300(奥行き)88.7(高さ)mm、重量は約3kgのボディーにDolby Audio Speaker Systemに対応した4基のスピーカー(4W)を内蔵することで、高音質かつ聞き取りやすいオンライン会議を提供するとしている。

 なお、保証期間は3年間で故障時の機器交換サービス(Lenovo Premier Support)も付帯する。

ThinkSMart ボディー前面に用意された端子。パススルーモード専用のUSB Type-C(USB Type-C 3.1 Gen1)が見える
ThinkSMart こちらは背面で、電源用のThunderbolt 3(USB Type-C 3.1 Gen2)が用意される
ThinkSMart ThinkSmart Hub 700のマザーボード
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