税別10万円切り“フルディスプレイ”ノートPC「HUAWEI MateBook 13」を日本投入(1/2 ページ)

» 2019年03月05日 10時00分 公開
[田中宏昌ITmedia]

 ファーウェイ・ジャパン(以下、ファーウェイ)が3月5日、新型ノートPC「HUAWEI MateBook 13」を発表した。ラインアップはCPUやSSD容量、Microsoft Office Home & Business 2019の有無で全4モデルあり、元も安価なモデルは税別で9万9880円(税込10万7870円)と意欲的な市場想定価格となっている。発売時期はCore i5搭載モデルが3月15日、Core i7搭載モデルが3月下旬予定だ。

MateBook 13 13型モバイルノートPC「MateBook 13」。店頭モデルのボディーカラーはスペース・グレーのみの展開だ
MateBook 13 4モデルあるMateBook 13の市場想定価格

スリムベゼルのアルミボディーを採用

 MateBook 13は、同社が「フルディスプレイノートブック」と呼ぶモバイルPCで、2160×1440ピクセル(200ppi、タッチ操作非対応)の13型液晶ディスプレイを搭載する。約4.4mmというスリムベゼルの採用により、画面占有率が約88%と“フルディスプレイ”をうたう。ちなみに、13.5型ディスプレイを備えた日本マイクロソフトのSurface Laptop 2は画面占有率が約82.5%、Appleの13.3型MacBook Airは同約82%となっている。

MateBook 13 スマートフォンで培ったノウハウを投入することで、約4.4mmという狭額縁を実現。画面占有率を高めた

 ディスプレイのアスペクト比は3:2と従来モデルを維持しており、輝度は300nit、コントラスト比は1000:1、色域はsRGBを100%カバーする。アルミから削り出したボディーはエッジ部分がダイヤモンドカット処理されており、同社では手になじみやすく見た目も高級感ある仕上げになっているという。

MateBook 13 エッジ部分がダイヤモンドカット処理されたボディーを採用
MateBook 13 ボディー底面。Dolby Atmos対応のステレオスピーカーが配置されている

 CPUは、4コア8スレッドで動作するIntel第8世代(開発コード名はWhiskey Lake-U)のCore i7-8565U(1.8GHz、最大4.6GHz)とCore i5-8265U(1.6GHz、最大3.9GHz)が用意され、ストレージ容量はそれぞれ512GB SSDと256GB SSD(いずれもPCI Express)だ。メモリは8GB(増設不可)と共通で、グラフィックス機能はCPU統合のIntel UHD Graphics 620となり、外部GPU搭載モデル(NVIDIA GeForce MX150)は見送られている。

MateBook 13 バックライト付きのキーボード(キーストロークは1.2mm)
MateBook 13 こちらは日本未発売の英語キーボード

 ボディーサイズは約286(幅)×211(奥行き)×14.9(高さ)mm、重量は約1.28kgあり、容量42Whのバッテリーを内蔵する。バッテリー駆動時間の公称値は、JEITA 2.0で約14.7時間、Web閲覧時で約7.3時間、1080Pのローカル動画連続再生で約10.1時間だ。付属のACアダプターはUSB Type-Cを採用。15分の充電で約2.5時間動作する急速充電(9V 2A)に対応する。

MateBook 13 拡張インタフェースの「MateDock 2」と急速充電に対応したACアダプタ(USB Type-C)、USBケーブルが付属する。

 インタフェースは2基のUSB Type-Cを両側面に配置し、左側面は電源端子、右側面はDisplayPortも兼ねる。さらに標準で「MateDock 2」が付属し、本体に接続することでType-CとType-AのUSB、アナログRGB出力(D-Sub 15ピン)、HDMI出力を拡張できる。

 無線LAN機能はIEEE802.11a/b/g/n/ac(2×2MIMO)準拠、Bluetooth 5.0をサポートする。

MateBook 13 左側面にUSB Type-Cとヘッドフォンジャックを備える
MateBook 13 右側面にあるUSB Type-Cはディスプレイ出力も兼ねる
MateBook 13 液晶ディスプレイはこの状態まで開く
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