コラム
» 2019年03月20日 15時30分 公開

引っ越しシーズン いらないPCや携帯電話を処分するぞ! (1/2)

新生活に向けて、引っ越しが盛んになるこの季節。部屋を片付けていたら不要なPCや携帯電話がたくさん出てきた、なんてことがあると思います。その場合、どうやって処分すればいいのでしょうか。簡単にまとめてみました。

[井上翔,ITmedia]

 3月、4月といえば引っ越しの繁忙期です。かくいう私も、人生2度目の引っ越しをすべく必死に準備を進めました。必死の片付けの結果、何とか引っ越しも完了。新居で新たな生活を送っています。

この記事について

 この記事は、メールマガジン「ITmedia デジタルライフスタイル通信」の3月15日配信分に掲載したコラムを加筆・修正した上で画像を加えたものです。デジタルライフスタイル通信の購読は、以下のリンクから。


 旧居にはかれこれ18年(!)ほどいたのですが、部屋を片付けているといろいろと懐かしいものが出てきます。

 例えば昔マイクロソフト(現・日本マイクロソフト)が新規ユーザー登録をすると送ってきた登録証とか、デスクトップPCから取り外したCD-RWドライブ(DVDやBlu-rayドライブではありません!)とか、秋葉原で思わずジャンク品を購入してしまったJ-3100B11(初代のJ-3100ですね)とか、何も考えずに譲り受けてしまったThinkPad 230Csとか、Pentium Proで組んだ自作PCとか……。

FLORA 3010CS 筆者宅を片付けている途中で出てきた日立製作所の「FLORA 3010CS」。i486 SX 25MHzと120MB(“GB”ではありません)のHDDを内蔵。16色(“1677万色”ではありません)表示の9.4型TFT液晶を搭載していたモデルだ。ACアダプターが壊れていて、それを必死に直した思い出が……

 ある意味で「死蔵ジャンク庫」になってしまっていたことに愕然(?)としたわけですが、PC本体やディスプレイは「資源有効利用促進法」という法律の規定でゴミとして出せません。原則としてメーカーに依頼をして回収してもらう必要があります。

 では、どのように回収してもらえばいいのでしょうか?

2003年10月以降に発売された家庭向けPCの場合

 2003年10月以降に発売された家庭向けPC(一部のタブレットを含む)には「PCリサイクルマーク」が印字または添付されています。このマークの付いたPC・タブレットはリサイクル費用込みで販売されていますので、メーカー(発売元)に依頼すると無料で引き取ってもらえます

 メーカーの窓口は、PCリサイクルマークを管轄する「パソコン3R推進協会」のWebサイトから確認できます。

PCリサイクルマーク PCリサイクルマーク。この例ではカラー印字だが白黒の場合もある。また本体(あるいは本体ラベル)に直接印字されているケースもある

 ただし、個人購入も可能な法人向けPCなど、別途メーカーに請求しないとPCリサイクルマークが付与されない機種もあります。この場合、本体の付属品にPCリサイクルマークに関する案内が含まれている可能性があります。それをよく読んで、事前にマークを請求するようにしましょう。

レノボ・ジャパンの請求書 筆者が使っているレノボ・ジャパンの「ThinkPad X1 Carbon」に付属しているPCリサイクルマークに関する案内。Web、FAXまたは郵送で別途申し込まないとPCリサイクルマークを取得できない(参考リンク

2003年10月以前に発売された家庭向けPCや事業用PCの場合

 2003年10月より前に発売された家庭用PCと事業用PCは、「回収再資源化料金(リサイクル費用)」を処分者が負担する必要があります。

 家庭用PCの場合、PCリサイクルマークのあるPCと同様にメーカーに問い合わせます。料金はメーカーによって異なりますが、おおむね以下の通りです(税込)。なお、本体とディスプレイが別々のデスクトップPCは「本体」「ディスプレイ」にそれぞれ費用がかかります

  • デスクトップPC:3240円
  • ノートPC:3240円
  • 液晶ディスプレイ一体型PC:3240円
  • CRT(ブラウン管)ディスプレイ一体型PC:4320円
  • 液晶ディスプレイ:3240円
  • CRTディスプレイ:4320円

 リサイクル代金の支払い方法はメーカーによって異なり、銀行振込・郵便振替、コンビニエンスストア払い、クレジットカード払いのいずれか(あるいは複数)となります。

富士通クライアントコンピューティングの場合 富士通クライアントコンピューティング(富士通)の場合、リサイクル費用はクレジットカード、郵便振替、またはコンビニエンスストア払いが可能

 事業用PCの場合も各メーカーに問い合わせるのですが、多くのメーカーではパソコン3R推進協議会に業務を委託しています。受託対象のメーカーの場合は、同協議会にまとめて回収を依頼することもできます。事業用PCの回収窓口は、同協議会のWebサイトで確認してください。

現在存在しないPCメーカー、あるいは自作PCはどうする?

 現存しないPCメーカーのPCを使っている場合は、そのメーカーが「どうなったか」によって対応方法が異なります。

事業を受け継いだメーカーがある場合

 事業を承継したメーカーに問い合わせます。例えばDECやコンパックのPCを処分したい場合は、両社の事業を引き継いだ日本HPの窓口に問い合わせてください。

 PCリサイクルマークの付いた家庭用PCは、無料回収の対象です。

事業を受け継いだメーカーがない場合

 他社に事業を引き継がずに倒産、または事業撤退(終息)している場合は、パソコン3R推進協会がPCリサイクルマークの有無を問わず有償で回収します。料金(税込)は以下の通りです。

  • デスクトップPC:4320円
  • ノートPC:4320円
  • 液晶ディスプレイ一体型PC:5400円
  • CRTディスプレイ一体型PC:5400円
  • 液晶ディスプレイ:4320円
  • CRTディスプレイ:5400円

 自作PCの場合も、状況によって対応が異なります。

完成品(ショップブランド製品)の場合

 ショップ(またはその運営企業)に問い合わせてください。PCリサイクルマーク付いている家庭用PCなら、無料回収の対象になります。

個別にパーツを組んで組み立てた場合

 組み立てたPCをそのまま引き取ってもらう場合、パソコン3R推進協会が有償で回収します。料金は先述の「事業を受け継いだメーカーがない場合」と同じです。


       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

この記事が気に入ったら
ITmedia PC USER に「いいね!」しよう