では、本体の前面はどうだろうか。前述のように外観に違いはなく、画面サイズや上下と左右のベゼル幅、フロントカメラの位置、ホームボタンの位置など、見る限り違いはない。
従って保護フィルムやシート類に関しては、従来と同じものを流用できる。実際、本製品の発売直前から、iPad mini 4用の保護フィルムの対応機種に本製品を追加し、販売を行っているメーカーもあるほどだ。
最も、本製品は強力な反射防止コーティングが施されているので、傷や汚れの防止であればまだしも、ギラつきを抑えるのが目的であれば、しばらく様子を見てからの方がいいかもしれない。特に反射防止のフィルムがなくても問題なかった、となる可能性もあるからだ。
また、本製品は新たに第1世代のApple Pencilにも対応しており、こちらの用途で本格的に使うとなると、その筋の人にとっては定番である、紙の質感に近いタイプのシートの導入も視野に入ってくる。総合的に考えると、大急ぎで保護フィルムを買い求めなくてもよいのではないか、という気がする。
ちなみにiPad mini本体に埋め込まれている、純正Smart Coverの吸着などに使われる内蔵マグネットだが、確認した限りでは個数および位置ともにiPad mini 4と同じで、マグネットを使って固定および開閉するカバー類は、同じものが使える可能性が高い。
具体的には、ホームボタン左右に大型マグネットが2個ある。音量ボタンがない側面は「小大大小小小小小中」「中小大中中大大中」、音量ボタンのある側は「大特大大大大」という配置である。簡易的にチェックしただけだが、参考になれば幸いだ。
本製品に合わせて登場したSmart Coverは、iPad mini 4にもそのまま利用できる。今回は試せていないがその逆となる、従来のiPad mini 4 Smart Coverを本製品で使える可能性も高い
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