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» 2019年04月08日 16時30分 公開

古田雄介のアキバPickUp!:にわかに“ゼロSATA”構成が人気を集めている理由 (1/4)

ここ最近、複数のショップでSATAケーブルを使わない構成のマシンを組むユーザーが増えていると耳にする。それに伴い、M.2 SSDが2枚差しできるマザーボードや外付けのM.2 SSDケースが売れているという。

[古田雄介,ITmedia]

 4月の第1週は、MSIから複数のマザーボードが登場している。Intel Z390チップセット搭載のATXモデル「MPG Z390 GAMING PRO CARBON AC」と、Intel H310搭載のmicroATXモデル「H310M PRO-VDH PLUS」、AMD B450搭載のmicroATXモデル「B450M MORTAR」、同B450搭載のATXモデル「B450-A PRO」で、税込み価格は順に2万8000円前後と7500円前後、1万3000円前後、1万円強となる。

「PCIe接続でM.2 2本差しは増えていますね」――最近のドライブ事情

 このうち、複数のショップでヒット候補によく挙げられたのはRyzen対応の「B450M MORTAR」だ。パソコン工房 秋葉原BUYMORE店は「2018年8月から出回っている白基板の『B450M MORTAR TITANIUM』を一般的な黒めの基板に変更しただけですが、1000円以上安いんですよ。B450M MORTAR TITANIUMは2本のM.2スロットをPCIe x4接続で使いながらSATAポートも併用できるところが魅力。それがさらに割安で手に入るというところがポイントですね」と評価していた。

B450M パソコン工房 秋葉原BUYMORE店に並ぶ「B450M MORTAR」
B450M B450M MORTARの基板。M.2スロットを2つ使うと、最下段のPCIe x16(PCIe x4、GEN2接続)が使えなくなる点は注意が必要だ

 最近はM.2 SSDを複数枚使う構成が人気を集めており、できる限り制限なく差せる環境を重視する人が増えているというのは、複数のショップで耳にする話だ。ドスパラ秋葉原本店は「3月末に登場した『WD Blue SN500』もそうですけど、ここ1年のSSDの急激な値下がりで、NVMeタイプのM.2 SSDもかなり買いやすくなっています。高速な500GBモデルが1万円で買えるということで、ストレージはマザーボードに差すだけで十分という声もよく聞きますよ」と話していた。

 いわばゼロスピンドルどころか“ゼロドライブ”、あるいは“ゼロSATA”という構成だ。SATA接続のドライブを搭載しないトレンドについて尋ねると、どこのショップでも「あー、あるね」という反応が返ってくる。

 TSUKUMO eX.は「予算的にも仕様的にもブート用とストレージ用がM.2でまかないやすくなっていますからね。単純にSATA接続まで必要としない人もいますし、内部のケーブルをなるべく減らしてすっきりしたいという人もいます。プラグイン電源だとSATA電源系統をカットできますしね」という。別のショップからは「今はクラウドもあるし、NASを使う手もある。ケース自体もドライブ置き場を重視していないデザインが増えていますからね」という話も聞いた。

 そうしたM.2 SSD需要の高まりもあってか、最近はM.2 SSD外付けキットの新製品も多い。先週はSATA接続のM.2 SSDを2本内蔵できる「SD-M2SA2R」や、1本のM.2 SATA SSD用の「SD-M2SA」、1本のM.2 PCIe NVMe SSD用の「SD-M2NV」がエアリアから登場している。税込み価格は5000円弱と2500円前後、5500円弱だ。

SSDSSD テクノハウス東映に入荷した「SD-M2SA」(写真=左)と「SD-M2NV」(写真=右)
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