ASRockからは、高耐久マザーボードシリーズとして高い人気を維持している「Steel Legend」から、初のIntel系マザーとなる「Z390 Steel Legend」が登場している。価格は2万円弱だ。
パソコン工房 秋葉原BUYMORE店は「ASUSTeKのTUFシリーズよりも安価ながら、コンデンサやチョークの品質が良くて、基板も放熱性の高い作りになっています。チップセットの関係もあって、これまで登場したAMD系と比べて高価なのがどう転ぶか。ブランドとしての成否にも関わってくるでしょうし、売れ行きに注目したいですね」と話していた。
また、ゲーミングブランド「Phantom Gaming」のコラボレーションモデルも複数投入されている。TeamからはDDR4メモリ「XCALIBUR Phantom Gaming RGB DDR4」シリーズ(DDR4-3000 8GB×2枚キットで1万4000円弱)、クーラーマスターからはCPUクーラー「Hyper 212 RGB Phantom Gaming Edition」(7000円強)と、「MasterLiquid ML240R RGB Phantom Gaming Edition」(1万7000円弱)が登場した。どちらもASRockのイルミネーション制御ツール「Polychrome Sync」に対応している。
このような動きは、ブランドとしての販促力の向上とデザインやイルミネーション制御などによる囲い込みの狙いもあるとの見方が多い。TSUKUMO eX.は「ブランドを意識する人が増えているのは確かなので、ブランド側も囲い込みできるよう積極的に動いている感じがありますね」と話していた。
肯定的な声が多い一方で、こういった戦術に距離を置くコメントもちらほら聞かれる。某ショップは「ブランドを気にしない人からすれば、ブランド推しは意味がないですし、コラボの場合はそれで値が上がるなら単純に割高になってしまいます。ブランドに興味のない人にお勧めすることもないので、正直売りにくいですね」とこぼしていた。
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