パナソニックは5月28日、同社製モバイルPC「Let's note」シリーズの店頭向け最新モデルとして、クラムシェルタイプの「Let's note LV8」「同SV8」、2in1 PCの「同XZ6」「同RZ6」を発表、6月14日から発売する。全モデルオープン価格だが、予想実売価格は24万円前後(税抜き、以下同)からとなっている。
夏モデルでは、春モデルの基本スペックを引き継いだマイナーチェンジとなり、4シリーズの構成にも変わりはない。
具体的には、1920×1080ピクセル表示の14型ディスプレイを搭載したCF-LV8シリーズの最上位モデル(CF-LV8LDVQR)のボディーカラーがブラックになり、CPUにインテルの第8世代コア(開発コード名:Whiskey Lake)となるCore i7-8565U(4コア8スレッド、1.8GHz〜4.6GHz)に高速化(従来モデルはCore i7-8550U)した。価格は31万円前後だ。
その他の3モデルはボディーカラーがシルバーで、CPUがCore i5-8265U(4コア8スレッド、1.6GHz〜3.9GHz)となる(従来モデルはCore i5-8250U)。新たにDVDドライブを省いたドライブレスのモデル(CF-LV8KDCQR)が用意され、重量が約1.17kgと約80gの軽量化を果たした。その他、16GBのメモリを搭載したCF-LV8KDPQR、8GBのCF-LV8KDGQRでラインアップは構成される。価格はそれぞれ24万円前後、27万5000円前後、25万円前後だ。
1920×1200ピクセル表示の12.1型ディスプレイを搭載したCF-SV8シリーズは、CPUやメモリといったスペックを春モデルから引き継ぎつつ、下位のCore i5-8265U採用モデルに512GB SSD(SATA)を備えたモデル(CF-SV8KDRQR)や、シルバーのボディーに天板とキーボード、ホイールパッドやパッドリングをブラックにした「EURO DRESS MODEL」が用意された。全7モデルの価格は33万円前後〜24万5000円前後だ。
1920×1200ピクセル表示の10.1型ディスプレイを搭載したCF-RZ8シリーズは、下位モデルのCPUがCore i5-8200Y(2コア4スレッド、1.3GHz〜3.9GHz)に、SSDが256GB(SATA)に引き上げられ、LTEを内蔵した上位モデルと共通化された。価格は上位モデル(CF-RZ8KFMQR)が27万5000円前後、下位モデル(CF-RZ8KDEQR)が24万円前後だ。
なお、デタッチャブルで2160×1440ピクセル表示の12型ディスプレイを搭載したCF-XZ6シリーズは、上位モデル(CF-XZ6KFKQR)が31万6000円前後、下位モデル(CF-XZ6KDCQR)は27万5000円前後だ。
同社直販のパナソニック ストアでは、SV8のプレミアムエディション限定カラー天板として、ラメを入れ込んだモーションレッドとクロトビが用意される他、SSDの容量を2TBにしたり、PCIe接続にしたりといった細かいカスタマイズが行える(詳細はモデルにより異なる)。
さらに直販限定として、ストレージ容量アップ割引キャンペーン(2TBへのアップグレードが1万5000円引き、1TBが1万円引き、512GBが3000円引き)や、SV8およびRZ8購入者特典として、オリジナル専用本革ケースがプレゼントされる(期間は5月28日〜7月23日まで)。
なお、法人向けモデルはクラムシェルのCF-LV8とCF-SV8でCPUの選択肢が増えた。具体的にはvPro対応のCore i7-8665U vPro(4コア8スレッド、1.9GHz〜4.8GHz)とCore i7-8365U vPro(4コア8スレッド、1.6GHz〜4.1GHz)、Core i5-8265U(4コア8スレッド、1.6GHz〜3.9GHz)から選べる。
CF-XZ6とRZ6については、現行モデルが継続販売される。
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