この熱気の中で、一番人気となっていたのは最上位の「Ryzen 9 3900X」だった。複数店で行列の先頭に並ぶ人に目当ての品を尋ねると、かなりの確率で「当然3900X」と返ってきたのが印象的だ。初回入荷分の大半は販売開始前の時点で売り切れており、続く人気の「Ryzen 7 3700X」も18時時点で品薄だった。なお、3900Xの1つ下の「Ryzen 7 3800X」は発売延期のため未入荷だ。
X570搭載マザーボードもハイスペック志向にあわせて、ASRock「X570 Phantom Gaming X」やASUSTeK「ROG CROSSHAIR VII FORMURA」などの指名が多かった様子。TSUKUMO eX.は「新しいRyzenとX570マザーで一式組もうという人がダントツで多いです。Radeon RX 5700 XTと5700のグラフィックスカードもそこそこ人気ですが、主役はどうみてもRyzenですね」と話していた。
なお、Ryzen 9 3900Xは再入荷の目処が立っていないと語るショップが多かった。パソコンSHOPアークは「世界的に不足しているみたいですし、初回に買わないと次は相当待たされる可能性が高いです。今日買えなかったら、後で登場する3800Xで留飲を下げるか、もうちょっと辛抱するか、ということになるかも」と推測していた。
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