「次はSSD」の声――DDR4メモリの値上がりと品薄化が進行中古田雄介の週末アキバ速報(1/2 ページ)

» 2019年07月27日 09時30分 公開
[古田雄介ITmedia]

 DDR4メモリの価格高騰と品薄化は先週よりも顕著になっており、今週末には大半のショップのメモリ価格表に現れていた。パソコンSHOPアークは「高速タイプだけでなく、じわじわとDDR4メモリ全体の傾向になってきていますね」と語る。

DDR4は全体的に値上がり&品薄傾向、DDR3-1600の品薄化も

 とりわけ深刻なのは、品薄傾向だ。TSUKUMO eX.は「特に高速タイプを買っていく人には価格変動をそこまで気にされないという方も少なくないですが、ものがなくなっているのが痛いですよね。『DDR4-3200がないのか。じゃあDDR4-4000を』というパターンもよくあるので、それゆえにDDR4-4600まで売り切れるような状況です」という。再入荷の目処がなかなか立たない。

TSUKUMO eX. TSUKUMO eX.のDDR4メモリ価格表

 この品薄傾向は、DDR3メモリにも広がっているそうだ。しかし、理由は異なる。「Windows 7マシンを延命するために、アップグレード用パーツとして買っていく法人さんが多いんですね。法人さんのレンタルマシンが新調されるのは6月と12月が多く、Windows 7のサポートが切れる直前の2019年12月の切り替えを狙っているところがたくさんあるみたいなんですよ。それまで手元の環境をできるだけ快適にするために、という需要です。ノートPC用も品薄傾向ですね」(同店)

TSUKUMO eX. 同じくDDR3メモリの価格表

 なお、メモリの値上がり傾向はそろそろSSDでも顕在化しそうだ。一部のショップでは週内に若干の値上がりを実施したところもあり、現状を維持するショップからも「今が底値でしょう」といった声を聞いている。今週末は特価の目玉にSSDを用意する傾向がこれまで通り見られるが、来週や再来週末には違った並びになっているかもしれない。

TSUKUMO eX. TSUKUMO eX.の週末ストレージ特価POP
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