今週半ば、アキバの複数のショップに第3世代Ryzenの現行最上位となる「Ryzen 9 3900X」が再入荷している。価格は6万5000円弱(税込み、以下同)と据え置きで、「お一人様1点限り」といった購入条件も継続しているショップが多い。
入荷量について「潤沢だ」とのコメントは聞かれなかったが、パソコン工房 秋葉原BUYMORE店は「これだけまとまった数量が入ったのは発売日以来ですね」という。他にも同様の感触を伝えるショップがいくつかあった。
これまでの枯渇具合からすれば狙い目の状況といえそうだが、「そこまで焦る必要はないかも」との声も聞く。パソコンSHOPアークは「入荷告知した当日と翌日はたくさんの問い合わせを受けましたが、今はそこそこ落ち着いています。『どうしても欲しい!』という人の需要はある程度満たせのかもしれません。実際、『在庫があったらラッキー』くらいで来店されて買っていく方の割合が増えていると感じます」と実情を説明する。
なお、9月中の発売が予想されている最上位モデル「Ryzen 9 3950X」の影響は薄いと見る向きが多い。あるショップは「3950Xの問い合わせはけっこうあります。ですが、感触的に国内流通はかなり少なくなるみたいで価格もけっこうしますし、現実的には3900Xを選ぼうと考えている人がほとんどみたいですね。少なくとも、3950X待ちで3900Xの人気が薄らいでいるといった感じはないです」と話していた。
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