画面が折り曲がるPC「ThinkPad X1 Fold」登場 「Windows 10X」版も後日追加へCES 2020

» 2020年01月07日 04時30分 公開
[井上翔ITmedia]

 Lenovoは1月6日(米国太平洋時間)、画面を折り曲げられるフォルダブルPC「ThinkPad X1 Fold」を発表した。発売は2020年半ばを予定しており、最小構成の直販価格は2499ドル(約27万円)を予定している。

【更新:6時45分】内容を一部追記しました。それに伴い、記事タイトルも一部変更しています

ThinkPad X1 Fold(閉じかけ)
ThinkPad X1 Fold(開きかけ) ThinkPad X1 Fold

 ThinkPad X1 Foldは、同社が2019年5月にプレビューしたものの製品版で、世界初(同社調べ)のフォルダブルPCとして登場する。

 ディスプレイはLG Display製の13.3型フレキシブル有機ELで、解像度はQXGA(2048×1536ピクセル、アスペクト比4:3)で、DCI-P3の色域を98%カバーしている。付属のアクティブペンによる操作やタッチ操作にも対応している。

 Bluetooth接続の「Bluetooth Fold Mini Keyboard」も付属しており、一緒に持ち歩くことで従来型のノートPCと同じように使うこともできる。このキーボードはX1 Foldに挟んで持ち歩くことも可能で、本体からの電力供給によるワイヤレス充電にも対応している。

 本体には、横向き用の自立スタンドを備えたレザーフォリオカバーが付属する。別売の「ThinkPad X1 Fold Stand」を用意すれば、横向きモードに加えて縦向きでも立てて使うことができる。

ペン操作 アクティブペンによる操作にも対応。画面の下半分にソフトウェアキーボードを出して使うこともできる
レザーフォリオカバーとキーボード 付属のレザーフォリオカバーとBluetooth Mini Keyboardを使えば、アスペクト比4:3の画面でExcelを便利に使える
乗っけて使うスタイル Fold Mini Keyboardは画面の半分に乗せて使うことも可能だ

 CPUは「Intel Core Processor with Intel Hybrid Technology」で、OSは当初は「Windows 10」をプリインストールするが、後日2画面PC向けの「Windows 10X」を導入済みの構成も用意する。メインメモリはLPDDR4x規格のものを8GB搭載する。ストレージはSSDで、最大1TBまで搭載可能だ。

 インタフェース類は、USB 3.1 Type-C端子、USB 3.0 Type-C端子とSIMカードスロット(モバイル通信対応モデルのみ)を備える。映像出力はUSB Type-C端子から行える(DisplayPort Alternate Mode)。バッテリー容量は55Whで、最長で約11時間稼働する(「MobileMark 2014」を使った自社計測値)。

 通信はWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)やBluetooth 5.0に対応する他、オプションで5G(第5世代移動通信システム)やLTEで通信できるモジュールを内蔵することもできる。

Windows 10Xプリインストール OSは開発が進められている「Windows 10X」を採用

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