これらのコンセプトモデル以外に、Dellのブースではコンシューマー向けのXPS 13とビジネス向けの「Latitude 9510」が人気を集めていた。XPS 13は4辺狭額縁のディスプレイや、本体幅いっぱいのキーボードを実現。使用感はそのままに、本体サイズがさらにコンパクトになっている。
スマホ連携機能の「Dell Mobile Connect」は、新たにiPhoneにも対応した。これまでWindowsとAndroidは親和性が高まっていたが、iPhoneとの間でもドラッグ&ドロップによるデータ転送などが可能になった。iPhoneユーザーの多い日本市場では特に注目の機能といえそうだ。
ビジネス向けノートPCのLatitude 9510は、AIベースの最適化機能「Dell Optimizer」を搭載。ユーザーの使用状況に合わせてバッテリーの充電を制御したり、故障を予知したりする機能を備えている。AIを活用してビジネスPCの運用コストを削減しようという狙いだ。
他にも1時間の発表会の中で10分程度の時間を割き、Dellが取り組む「サステナビリティ(持続可能性)」について語られた。
2030年までの目標として、販売した製品と同量のリサイクルをすること、製品の50%に再生素材を利用すること、全世界の50%の従業員と40%の管理職を女性にするといった数値目標を掲げた。
世界的にサステナビリティへの関心が高まる中、テクノロジーを活用した持続的な社会への取り組みがPCメーカーにも求められる時代になってきたといえる。
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