ここからは、ベンチマークテストを行ってROG Strix SCAR 15の性能を測っていこう。比較用として、筆者が所有しているCore i7-9750H(6コア12スレッド、2.6GHz〜4.5GHz、TDP 45W)、GeForce RTX 2060(グラフィックスメモリは6GB)、16GBメモリ、512GBのNVMe M.2 SSDを搭載するゲーミングPCを用意した。
まずは、総合的なPCのパフォーマンスを測定する「PCMark10」の結果からだ。写真や映像を加工するときの性能を示す「Digital Content Creation」ではそれほど差が付いていないが、通常利用における基本性能を示す「Essential」やオフィスワークの生産性を測る「Productivity」では、Core i9を搭載する本製品の方が圧倒的に結果がよい。この辺りは、素直に高い性能を示したというところだろう。
バッテリーの持ちをPCMark10の「Gaming」について測定したところ、1時間32分という結果になった。公称値(JEITAバッテリ動作時間測定法 Ver.2.0)の約8時間とはへだたりがあるが、これは最も過酷なテストであり、ゲーム関係のアプリを動かすのはパワーを使うため、この程度の持ち時間となっている。もちろん、通常の利用では駆動時間をさらに延ばすことができる。
続いてはゲーム関連のベンチマークテストである「3DMark」の結果だ。グラフを見ると一目瞭然なのだが、ここまで差がつくものかというのが率直な感想だ。比較用PCに対しては、全体的にほぼダブルスコアで差を付けている。最新のハイエンドモデルの実力を示した結果だと言えよう。
次にテストしたのは、実際のゲームプレイに近い形で測定が行える「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」(FFXIVベンチ)と「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」(FFXVベンチ)だ。
比較的軽いテストであるFFXIVベンチでは、いずれの画質でも「非常に快適」という結果になった。重量級のテストであるFFXVベンチの高品質でも、低スペックなゲーミングPCではマークすることができない「快適」という結果となり、改めてその優れた実力が感じられる。
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