2画面デバイス「Surface Duo」の米国発売は9月10日で予約スタート、価格は1400ドルからWindowsフロントライン(2/2 ページ)

» 2020年08月13日 04時00分 公開
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Surface Duoは誰がためのデバイスか

 もう1つ、Surface Duoの情報を比較する上で参照したWindows Centralのザック・ボーデン氏の「The new Surface Duo doesn't have NFC support, here's why」という記事を紹介しておく。

 以前の記事でも触れたように、Surface DuoではNFCをサポートしていない。決済を中心にNFCを推している筆者的には非常に残念な話題だが、その理由についてボーデン氏はMicrosoft側の公式の理由を下記のように説明している。

Surface Duo does not currently offer NFC. The role of any first-generation design is to focus on fundamental scenarios that solve customer challenges. Surface Duo is purpose-built for mobile productivity and giving people new ways to complete complex tasks while away from their computer. With this core priority complete, we will listen to customer feedback and apply that lens to future iterations of the product.

 つまり、Surface Duoは「2画面ディスプレイのデバイスと、その応用例を探るための用途に特化したもの」という扱いであり、決して「既存のスマートフォンやタブレットの代替ではない」ということを意味している。

 これが本当かは分からないが、少なくともSurface Duoを従来のスマートフォンの枠に当てはめて使うのには適していないという考え方もできる。現状で得られている情報を総合する限り、メインのプロセッサはハイエンドではあるものの1つ前の世代(Snapdragon 855 )で、ネットワーク対応は4G LTEにとどまるなど、スマートフォンとして考えた時のスペックは決して最上位には位置しない。

 同様にNFCや各種センサー、カメラ機能など、昨今のスマートフォンでよく利用される機能の数々はSurface Duoでは削除あるいはそれほど重視されていない。一方で、「2画面ディスプレイを使った新しい提案を誰よりも早く試せる」という最大の特徴があり、これは完全に「新しもの好きが飛びつくためのデバイス」なのではないのだろうか。

Surface Duoのプロモーション動画

 128GBで1399ドルという価格(約15万円)は、ハイエンドスマートフォンと考えると高く、折りたたみ可能な2画面ディスプレイのデバイスと考えるとスペックを考えても妥当な価格といえる。一般ユーザーには勧めないが、この手のデバイスが好きな人にはたまらないという玄人向けの内容となるだろう。

 予想だが、1399ドルという価格にもかかわらず当初デバイスの入手は難しい状況で、需要が殺到するのではないかと考える。その意味で、この手のデバイスを好きな層が一定数以上いる日本市場への早期の投入が非常に楽しみだ。

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