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» 2020年10月20日 22時00分 公開

Adobe MAX 2020:「Adobe Creative Cloud」が2021年版に AI機能やコラボレーション機能を強化 ヘルプ機能も充実

Adobeの有料サブスクリプションサービス「Adobe Creative Cloud(Adobe CC)」がメジャーバージョンアップした。2019年に引き続きAI機能の強化を進めた他、クラウドを介したマルチデバイス利用における利便性向上や、ヘルプ/チュートリアル機能の拡充も行っている。

[井上翔,ITmedia]

 Adobeは10月20日、有料サブスクリプションサービス「Adobe Creative Cloud(Adobe CC)」を2021年版にアップデートした。有効なサブスクリプション契約をしているユーザーは、無償でアプリを最新版にバージョンアップできる。

 この記事では、Adobe CCを構成する主要なアプリのアップデート内容を紹介する。

主要な新機能 Adobe CCの2021年版における主要アップデート内容
主要なAI新機能 Adobeの機械学習ベースのAI(人工知能)である「Adobe Sensei(アドビセンセイ)」を活用した新機能も登場する

Photoshop

 画像編集ツール「Photoshop」のデスクトップ版(Windows版/macOS版)では、主に以下の機能追加・改善が行われる。

  • ニューラルフィルター(AIを活用した新フィルター)の実装
  • 空を好みの色に置き換える機能の実装
  • 学習メニューとヘルプの機能強化(ツールの機能デモを見てから、そのツールを表示中のプロジェクトにそのままできるように)
  • 同一Adobe IDで利用しているアプリ(iPad版を含む)とのプリセット設定の同期
  • 繰り返しパターンの自動プレビューに対応

 また、iPad版には主に以下の機能追加・改善が行われる。

  • PSDファイルのサイズや解像度、サンプリングの変更機能の実装
  • Behance」(Adobeのコミュニティ)からのコンテンツ検索に対応
  • 作品の作成過程をBehanceでライブ配信する機能の追加
  • iPad版Lightroomとの相互連携
主な新機能 Photoshopの新機能
お空お空 空を好みの色に変える機能では、空の色をに合わせて周囲の風景の色調も自動調整される
ニューラルフィルターニューラルフィルター ニューラルフィルターを使うと、美肌処理(左)はもちろんスタイル適用(右)も自在に行える
風貌チェンジ ニューラルフィルターでは、髪の毛の色や長さなど、風貌を変えることもできる
iPad版 iPad版では、Behanceを使って作業をライブ配信できるようになった

Lightroom/Lightroom Classic

 クラウドベースの写真編集ツール「Lightroom」では、主に以下の機能追加・改善が行われる。

  • アプリ内のチュートリアル機能の実装(モバイル版、Web版)
  • カラーコントロールの強化(Lightroom Classicにも適用)
  • Lightroom Discover(コミュニティ)における「フォロー」機能の実装(モバイル版:Windows/macOS版は実装済み)
  • 「ベストフォト」機能の実装(モバイル版、Web版)
  • iPad版Photoshopとの相互連携(iPad版のみ)
  • 画像のバージョンを自動保存可能に
  • PNG/JPEGファイルを画像の「透かし」として利用可能に(Web版を除く)

 デスクトップ(Windows/macOS)向けの「Lightroom Classic」では、主に以下の機能追加・改善が行われる。

  • アプリ全体のパフォーマンス改善
  • ライブテザー撮影への対応(リリース時はキヤノン製カメラの一部のみ対応)
Lightroom、Lightroomの主な新機能
Lightroom Classic Lightroom Classicの主な新機能
カラーコントロール カラーコントロール機能が強化される(画像はモバイル版)

Illustrator

 ベクターグラフィックツール「Illustrator」では、iPad版が正式リリースされた。その他、デスクトップ(Windows/macOS)版では主に以下の機能追加・改善が行われる。

  • オンラインでのドキュメント管理に対応(iPad版との同期も可能)
  • 画像やカラーパレットから色を自動抽出する機能の追加
  • 文字配置機能の強化(Adobe Fontsにも対応)
  • 字形スナップの配置をスマート化
Illustrator Illustratorの主な新機能

 その他、ドローイング/ペイントアプリ「Fresco」、プロやハイアマチュアをターゲットとする動画編集ツール「Premiere Pro」やクラウドベースの動画編集ツール「Premiere Rush」などでも機能追加が行われる。

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