JBLの有線ゲーミングイヤフォン「JBL Quantum 50」はゲームに役立つのか試した:実売3000円前後の手軽さ(1/2 ページ)

» 2021年01月19日 12時00分 公開
[作倉瑞歩,ITmedia]

 ハーマンインターナショナルが、オーディオブランド「JBL」より2020年11月に発売したゲーミングイヤフォンが「JBL Quantum 50」(以下、Quantum 50)だ。独自の設計技術を施した8.6mm径のダイナミックドライバーを採用し、インラインコントローラーとボイスフォーカスマイクを備えたイヤフォンである。

 価格は公式オンラインストアで税別2880円と、手頃なイヤフォンとしては標準的な価格だが、「ゲーミング」と銘打たれた製品としては破格に感じる。今回はこのQuantum 50に実際に触れながら、音を重視したゲーム「レインボーシックス シージ」をプレイしてその性能を確かめた。

JBL Quantum 50 JBL Quantum 50。写真はブラックだが、Amazon限定でホワイトも用意される(原稿執筆時の価格はどちらも税込み2873円だった)。重量は約21.5gと軽い
JBL Quantum 50 マットな手触りのパッケージは、本体と製品名が箔(はく)押しが施されている

耳をがっちりとカバーするエンハンサーが特徴のボディー

 では本体を見ていこう。端子は4極の3.5mmステレオミニプラグで、そこからコントローラーにつながるケーブルは黒とオレンジのメッシュで被覆されており、耐久性は高そうだ。PCだけでなく、家庭用ゲーム機やスマートフォンなどと接続しても利用できる。

 コントローラーには音量の調節スライダーとマイクのミュートスイッチに加え、スマートフォンに接続した際に電話に応答したり、音楽の再生、一時停止、早送りや巻き戻しに使ったりするマルチファンクションボタンを搭載している。このコントローラーには片耳だけイヤフォンを使用する際に便利なコードを挟む部分もある。

 ゲーム用途だけでなく、在宅ワークやテレワークなどでのビデオ会議にも流用できるだろう。

JBL Quantum 50 インラインコントローラーとマイク部分。装着時に邪魔にならないための配慮なのかサイズは小さめだ

 端子部分はくの字に曲がっていて、つまみやすいように出っ張りが付いている。イヤフォン部分には標準でMサイズのイヤーピースと、耳にはまり込む「エンハンサー」が装着されていて、Sサイズ/Lサイズのイヤーピースも付属する。イヤーピースは柔らかい素材でできているため、引き抜くだけで交換可能だ。なお、イヤーピース内側と端子の色はオレンジで統一されている。

JBL Quantum 50 イヤーピースを引き抜いた状態
JBL Quantum 50 PCに接続した状態

 イヤフォン部分は曲線を描いた3角形で構成されていて、外側にはめこまれた金色のリングが高級感を与える。装着するとエンハンサーが耳にしっかりと密着するため、激しく頭を動かしても落ちることはなかった。

JBL Quantum 50 イヤフォン部分
JBL Quantum 50 実際の装着イメージ

幅広い音をはっきりと表現するドライバー

 実際にサウンドを聞いてみよう。今回はレコーディングされた音の他、電子音で構成された楽曲を流した。

 まず聞いてみたのは大滝詠一の「君は天然色」だ。ギターの音色とボーカルがしっかりと表現されているが、ベースの低音は抑え気味に感じられた。続いてAimerの「I beg you」を再生したが、こちらではベースの重みもしっかりと表現されている印象だった。

 他にもオーイシマサヨシの「オトモダチフィルム」、米津玄師の「ゴーゴー幽霊船」、諫山実生の「月のワルツ」を続けて聞いたところ、これらの楽曲ではしっかりとベース音も表現され、ボーカルや高音もしっかりと聞こえた。総合して「得意な音域」があるというよりは、ゲームで発生する音をしっかりと捉えるために音を平均化している印象を受けた。

ノイズをしっかりと軽減するマイク

 チームで対戦するゲームではボイスチャットも大事になる、ということでマイクを使用した状態で友人との通話や、「Discord」の通話テスト機能を使用して通話時の音質を確かめた。

JBL Quantum 50 通話テストはDiscord内「アプリの設定」→「音声・ビデオ」から行った

 Quantum 50に搭載されたマイクは、インラインコントローラーより口元に近い場所に配置されており、声にフォーカスして拾うボイスフォーカスマイクとされているため、服などにマイクが引っかかった際でもガサガサとうるさいノイズが乗らず、問題なく通話できた。

 気になるのはボイスの音質だ。友人との通話で音質について質問した際は「問題ない」と答えてくれたが、「Discord」の通話テスト機能を使用して返ってきたボイスを聞くと、フィルターを1枚通したようなモコモコとした音になっている。ボイスチャットには問題ないものの、動画配信などで自身の声を配信するようなシーンでの使用は厳しそうだ。

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