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» 2021年06月04日 06時00分 公開

次期Windowsはどういった姿になるのか?Windowsフロントライン(1/2 ページ)

米Microsoftが6月2日(米国時間)、次世代Windowsに関するオンラインイベント「What's Next for Windows」を日本時間で6月25日午前0時から開催すると予告した。その経緯報告と今後を予測してみよう。

[鈴木淳也(Junya Suzuki),ITmedia]

 米Microsoftは6月2日(米国時間)、「What's Next for Windows digital event」と題したオンラインイベントを6月24日午前11時(日本時間で25日午前0時)に開催すると発表した。折しも、5月25日(米国時間)に開催された開発者カンファレンス「Build 2021」の基調講演で同社のサティア・ナデラCEOがWindowsについて「過去10年で最も重要なアップデートの1つを“間もなく”発表する」ことを予告しており、このイベントがその発表の場となるのは間違いない。

Windows イベント Build 2021で講演した米Microsoft CEOのサティア・ナデラ氏

 同日には、WindowsとSurfaceなど関連ハードウェアの開発を指揮するパノス・パネイ氏が次のようなツイートをTwitterに投稿しており、期待を盛り上げている。

 なお、イベントの模様は公式ページ上で確認が可能だ。

どういった製品が発表されるのか

 Microsoftが同日報道関係者などに発送した招待状によれば、イベントにはサティア・ナデラCEOならびに最高製品責任者(Chief Product Officer)のパノス・パネイ氏を含む同社幹部らが登壇するという。現時点での情報はこれだけだが、より詳細については追って告知されるとしている。

Windows イベント イベントへの招待状に添付されていた開催日に関する予告バナー

 過去の本連載でも触れたように、ここではいわゆる「Sun Valley」と呼ばれるユーザーインタフェースにリフレッシュされた“新しい”Windowsが登場することになるとみられる。

 Sun Valleyについてはアイコンやファイルエクスプローラー、タスクバー回りのUI変更が話題になっているが、それ以外にも現時点では表に出ていない、より本質的な部分で手が加えられていると予想される。

 理由の1つとしては、この「Windowsの次世代リリース」に相当するバージョンが登場する2021年後半には、Windowsの“コア”に相当する“開発ブランチ”の世代が現行の「Iron(アイアン)」から「Cobalt(コバルト)」へと変化するため、いずれにせよOS自体が比較的大きなリフレッシュを迎えることが確実だからだ。ただし、その変化の度合いや提供形態については識者の間で意見が割れているように思える。

 IronリリースからCobaltリリースへとOS世代が変化するという側面はあるものの、基本的には現行のWindows 10開発サイクルに準じたアップデートが行われる。

 現在、Windows Insider Programでは「Dev Channel」「Beta Channel」「Release Preview」の3種類のチャネルで一般向けのテストが行われており、「21H1」と呼ばれる現行世代のバージョンはBeta ChannelとRelease Preview上で開発検証が行われている。Dev Channelは特定バージョンの開発チャネルというわけではなく、常に最新機能のテストが行われるチャネルであり、開発のビルド番号も他のチャネルと比較して数字が大きく“跳ねている”のが特徴だ(Beta Channel以降が19xxx台なのに対し、Dev Channelは21xxx台)。

 今回のイベントで紹介される最新Windowsでは、現在Dev Channelで追加された最新機能の数々(例えばBluetooth AACサポートなど)が反映されたものが登場する形になる。

 この他、大きな変更ポイントとしては「Store」アプリが大きくリフレッシュされる可能性が指摘されている。Windows Centralのザック・ボーデン氏が同件に触れているが、Sun Valley世代のWindowsではStoreを含む標準アプリの数々がアップデートされており、Storeに関しては「パッケージ化されていないWin32アプリケーションの登録」「コンテンツ配信での独自CDNの利用」「サードパーティー製の決済プラットフォームを利用可」ということで、従来のMicrosoft Storeにあった制限の数々がほぼ撤廃されるという。

 あくまでもコンテンツやアプリケーションの「配信窓口」として機能するアプリという位置付けになり、間口は大幅に広くなる。ただし、Microsoftが配信に責任を持たないということも意味していると考えられ、安全性という面では正式発表での対応が気になるところだ。

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