格安ながら機能はハイエンド! 税込み2980円のネットワークカメラ「ATOM Cam 2」を試す防水/防じん対応でさらに盤石に(3/3 ページ)

» 2021年08月10日 12時00分 公開
[山口真弘ITmedia]
前のページへ 1|2|3       

定点観測に向いた製品 価格の強みは圧倒的

 以上ざっと見てきたが、ファームアップでは対応できないハードウェアの部分を進化させた、正常進化と呼べる製品だ。

 機能面も優秀だが、本製品の最大の強みはなんといってもその安さだろう。クラウド型のネットワークカメラ、しかもカラーナイトビジョンと防水/防じんに対応しながら、3千円以下で手に入るというコストパフォーマンスのよさは驚異的だ。

 特に屋外利用のために、過去に何万円もするカメラを買った人からすると、信じられないような製品だろう。24時間録画は無料ではないものの、月額わずか500円で追加できるとなれば、十分に納得がいくプライスだ。

ATOM Cam 2 角度調節の自由度は高いが、あくまでも手動で向きを変えられるだけで、スマホからリモートで方向をコントロールできるわけではない

 一通り使って感じるのは、とにかく遊べる製品ということだ。単にナイトビジョンがカラーに対応します、防水/防じん対応で屋外に設置できますという個々の機能以上に、それらと他の機能を組み合わせて、うまく使えるようにチューニングしていく楽しみがある。筆者自身まだ入手して1カ月余りだが、通知機能を中心に、まだまだ使い込んでいく余地があると感じる。こうしたワクワク感のある製品は最近少ないのでなおさらだ。

 唯一注意したいのは、前回紹介したSpotCam Eva 2のようなパンチルト機能は搭載しないため、室内で動き回るペットの居場所を探したり、侵入者がいないか確認したりする用途には向かないことだ。いくら画角が広いとはいえ、被写体に死角に回り込まれてしまえば、その姿を確認するのは難しい。向き不向きでいうと、決まったスポットを記録し続ける、定点観測に向いた製品という評価になるだろう。ここだけは間違えないようにしたい。

 本製品は従来モデルと違い、正面全体がスモークグレーのカバーで覆われている。従来モデルは、カメラのある部分だけが丸く穴が開いており、いかにも「カメラですよ」というルックスだったので、相手にカメラを意識させたくなければ、本製品のデザインの方が向いているだろう。設置にあたっては、屋外で正面に直射日光を受けて熱がこもらないようにだけ注意したいところだ。

ATOM Cam 2 正面から見ると全面がスモークグレーだ
前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年07月22日 更新
  1. あの“コトコト音”がさらに進化した65%キーボード「ZEN65」の極上キータッチを試す 真ちゅう製内部構造と約1.5kgの重厚ボディー (2026年07月21日)
  2. GoogleがAIモデル「Gemma 4」の大規模改善を発表/Windows 11における既知の不具合を公表 (2026年07月19日)
  3. ジェンスン・ファンCEO、「セガ」と「T-ZONE」を語る (2026年07月17日)
  4. 持ち歩きに最適な14型モバイルディスプレイ! サンワサプライ「DP-08」のメリットと“軽すぎるがゆえの注意点”を検証 (2026年07月21日)
  5. 企業や業種の垣根を越えるコミュニティ「印刷女子」が提示する、“推し”から始まる新しい価値創造と印刷ビジネスの可能性 (2026年07月20日)
  6. MicrosoftのAIセキュリティ新戦略「Project Perception」とは? 脆弱性を先回りしてふさぐ次世代の防御 (2026年07月21日)
  7. ギガバイトから40周年記念のRTX 5080やX870マザーが登場! Lian-Liの次世代ファンもアキバで話題に (2026年07月20日)
  8. 新CPU「Ryzen 7 7700X3D」が登場も悩ましい事情/修理需要で売れる3500円のコードレス精密工具 (2026年07月18日)
  9. 価格高騰&Win 10サポート終了の救世主? あえて旧世代CPUを搭載するミニPC「GMKtec NucBox M3 Pro」の実力 (2026年07月15日)
  10. ノートPCやスマホの「充電器(ACアダプター)」は何を見て選べばいい? ポイントは3つ (2026年07月14日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー