格安ながら機能はハイエンド! 税込み2980円のネットワークカメラ「ATOM Cam 2」を試す防水/防じん対応でさらに盤石に(1/3 ページ)

» 2021年08月10日 12時00分 公開
[山口真弘ITmedia]

 アトムテックから、ネットワークカメラの新モデル「ATOM Cam 2」 (アトムカム ツー)が登場した。新たに完全防水/防じんに対応し、屋外での利用を可能にした意欲作だ。それでいて税込み価格は2980円と、クラウド録画に対応したモデルとしては破格のプライスを維持している。

 初期ロットで発生したナイトビジョンの不具合によって入荷が遅れ、筆者も購入のタイミングが遅くなったが、今回は到着した実機を用い、従来モデルや、前回紹介した「SpotCam Eva 2」などとも比較しつつ、実機レビューをお届けする。

ATOM Cam 2 手のひらサイズのネットワークカメラ「ATOM Cam 2」。サイズは約50(幅)×約58(奥行き)×52(高さ)mm、重量は約100gだ

クラウド録画はもちろんメモリカードやNAS録画にも対応

 まずは、本製品の構造および基本的なスペックをざっとチェックしておこう。ボディーは従来と同じくスクエア形状で、台座とはアームでつながっており、角度を自在に調整できる。台座には磁石が内蔵されており、スチール面に吸着させることも可能なので、他社の製品に比べて設置の自由度は極めて高い。

 解像度はフルHD(1920×1080ピクセル)だ。フレームレートは昼が20fps、夜が15fpsということで、前回紹介したSpotCam Eva 2の30fpsにはやや及ばない。

ATOM Cam 2 製品本体。スクエアのデザインが特徴となる。スタンドは折りたたみ式だ
ATOM Cam 2 本体背面、USBケーブルの規格は通常のmicroBコネクターだが、防水/防じんの特殊な仕様ゆえ市販ケーブルとの互換性は実質ない
ATOM Cam 2 前回紹介した「SpotCam Eva 2」(右)との比較。スタンドを折りたたんだ状態とはいえ、本製品はかなりコンパクトだ
ATOM Cam 2 付属品一覧。ACアダプターやケーブル、マグネットを利用して設置するための部品が付属する
ATOM Cam 2 角度の自由度は高い。これは最大限まで上を向けた状態だ
ATOM Cam 2 ほぼ真下に向けることもできる
ATOM Cam 2 左右方向のスイングにも対応する

 本製品はクラウド録画タイプのネットワークカメラで、保存先は日本国内のAWSクラウドとされている。24時間全てを保管するわけではなく、モーションやサウンドが検知された時に、1クリップ12秒間、最短5分間隔で、14日間のローテーションで保存する仕様だ。

 もしモーションやサウンドが検知されなかった部分も含めてまるごと保存したければ、1台につき月額500円の有料オプションとして用意されている、「クラウドモーション検知無制限録画サービス」を使うことになる。詳しくは後述する。

 またクラウド録画とは別に、本体内のメモリカードへの保存にも対応している。こちらも最大32GBまでサポートしている。さらにコンシューマー用途の製品としては珍しく、ネットワーク上のNASに録画データを保存する機能も備える。メモリカードのような容量制限なく保存できるのは、競合製品にはない利点だ。

ATOM Cam 2 microSDカードスロットとRESETボタン。右は従来モデルで、本製品(左)は防水/防じん仕様になっている
ATOM Cam 2 クラウドへのアップロード以外にSDメモリーカードへの録画、NASへの録画にも対応する
ATOM Cam 2 オプションの「クラウドモーション検知無制限録画サービス」も利用できる

 セットアップは、まずWi-Fiに接続した後、それらの情報をQRコードで読み取ることで、自動的に設定が行われる。QRコードの認識率はあまり高くないが、手間がかからないよう工夫されているのは高評価だ。セットアップ過程の代表的なスクリーンショットは、以下を参照いただきたい。

ATOM Cam 2 用意しておいたアカウントを用いてログインする。「デバイス追加」をタップし(左)、一覧から「ATOM Cam 2」を選択しよう(右)
ATOM Cam 2 続いて電源ケーブルを差し込み、RESETボタンを押す。その後にWi-Fiのパスワードを入力する。Wi-Fiが2.4GHz帯のみなのはネックだが、5GHz帯は屋外利用がNG(W56と条件付きでW52を除く)なので、致し方ないだろう
ATOM Cam 2 QRコードをカメラで読み取る。この間アナウンスがやや騒々しいのは従来モデルと同様だ
ATOM Cam 2 ネットワークの設定が自動的に行われ、しばらく待つと完了する

 続いて、従来モデルとの違いを見ていこう。

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