通信機能としては、無線LANにIEEE802.11axの「Wi-Fi 6」と、Bluetooth 5.1を装備する。標準で有線LANアダプター(1000BASE-T対応)が付属しており、高速な有線LAN接続での利用も可能だ。MACアドレスパススルー対応の他、大事なビデオ会議で無線LAN接続では不安な場合でも安心して利用できる。
インタフェースは、左側面にThunderbolt 4対応のUSB Type-Cポートを2基並べ、最大40Gbpsのデータ転送に加え、ディスプレイ出力、USB Power Delivery(USB PD)による急速充電に対応する。右側面にはHDMI 2.0とUSB 3.2 Gen2 Type-A端子が1基ずつ、電源ボタンやヘッドフォン/マイク兼用端子、セキュリティロック・ポートを備える。
この電源ボタンは、Windows Hello対応の指紋認証センサーにもなっている。あらかじめ指紋を登録しておけば、Windowsが起動したら電源スイッチに触るだけでログオンできる。セキュリティと手軽さを両立しているので便利だ。
液晶ディスプレイの上部に92万画素のWebカメラが内蔵されている。物理シャッターも用意されており、手動で閉めることができるので、いざというときもカメラの映像をオフにできるのは安心感が高い。
ただし上位モデルのB9400シリーズと異なり、赤外線カメラは省かれているのでWindows Helloによる顔認証ログオンには非対応だ。顔認証によるログオンはとても便利なため、多少コストアップしたとしても採用してほしかったところではある。
マイクはWebカメラの両脇に用意されている。本製品は「ASUS AIノイズキャンセリングオーディオ」を搭載しているので、相手が聞きやすいように、ノイズを取り除いて音声を自動調整して明瞭化してくれる。本体底面に配置されているスピーカーも同様で、人の声以外の雑音を取り除く。これらの設定は「MyASUS」アプリから行う。
ちなみに、スピーカーのノイズキャンセリングをオンにすると、システムの警告音をノイズと判断して消してくれるようだ。
最後にベンチマークテストの結果を見ていこう。
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