液晶ディスプレイは13.3型で、画面解像度はフルHD(1920×1080ピクセル)だ。本製品の最大の特徴は、液晶ディスプレイを360度ひっくり返してタブレットスタイルで使えたり、資料やデモ動画などを複数人に見せたい場合に便利なテントスタイルに切り替えたり、利用シーンに応じてさまざまなスタイルを選べることだ。
液晶パネルはタッチ操作だけでなく、別売のスタイラスペンでの入力もサポートしており、まさに2in1モデルらしく活用できる。パネル表面はテカテカというより少しざらついているが、指で触ってもそれほど指紋が目立たない。よほど明るい光源の下で作業するのでなければ、反射や映り込みは気にならないだろう。スペック上の表記はないが、視野角は上下/左右ともに広く、発色もよい。
天板と底面はアルミニウム合金、パームレストはマグネシウムアルミニウム合金で作られており、軽量と高い剛性を獲得している。振動テストや圧力テスト、防滴テストなど、米軍調達の基準を定めた「MIL-STD 810H」規格のテストをクリアしており、頑丈さは折り紙付きだ。
ボディーカラーは同社が「スターブラック」と呼ぶカラーリングで塗られており、濃紺の色合いはビジネス向けノートPCとして、目立たずに落ち着いた雰囲気を与えてくれる。
ボディーサイズは約309(幅)×210.6(奥行き)×16.9(厚さ)mmとスリムだ。重量が約1.2kgと若干重めだが、付属のACアダプターは電源ケーブルを含めて約308gなので、バッグに入れて持ち運んで使う分には問題ない。公称のバッテリー駆動時間は約6.2時間で、日中に外出先で使う程度であれば問題なく使えるだろう。
キーボードはテンキーのない日本語86キーボードで、白色LEDを内蔵している。バックライトをオンにすれば暗い場所でも十分に使える他、防滴かつ静音仕様なので場所を選ばずに使える。
アイソレーションタイプのキーで、キーピッチは約18.75mm、キーストロークは実測で約1.5mmある。しっかりとしたタイプ感があり、打っていても気持ちがよい。
ただし、最上段に配置されているファンクションキーは上下で7mm程度、下部に配置されている「変換」などのキーは幅が11mm程度と小型になっている。カーソルキーも細めなため、このあたりの入力は慣れが必要かもしれない。この原稿も本製品で入力しているが、上方向のカーソルキーを押そうとして「\」キーを押してしまうミスがあった。
タッチパッドは、実測で約105(幅)×61(奥行き)mmと大型で操作しやすい。キーボード操作に集中したいときは、F6キーを押してタッチパッドを無効にしておくことも可能だ。ちなみに、同社製のノートPCにはタッチパッドがテンキーに変わる「NumberPad」が採用されているモデルもあるが、本製品では省かれていた。
次に、インタフェース回りを見ていこう。
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