利用シーンを選ばずに快適動作! 2in1のビジネス向けモバイルPC「ASUS ExpertBook B5302FEA」を試す(2/4 ページ)

» 2021年08月25日 11時00分 公開
[作倉瑞歩ITmedia]

頑丈ボディーで使う場所を選ばない

 液晶ディスプレイは13.3型で、画面解像度はフルHD(1920×1080ピクセル)だ。本製品の最大の特徴は、液晶ディスプレイを360度ひっくり返してタブレットスタイルで使えたり、資料やデモ動画などを複数人に見せたい場合に便利なテントスタイルに切り替えたり、利用シーンに応じてさまざまなスタイルを選べることだ。

 液晶パネルはタッチ操作だけでなく、別売のスタイラスペンでの入力もサポートしており、まさに2in1モデルらしく活用できる。パネル表面はテカテカというより少しざらついているが、指で触ってもそれほど指紋が目立たない。よほど明るい光源の下で作業するのでなければ、反射や映り込みは気にならないだろう。スペック上の表記はないが、視野角は上下/左右ともに広く、発色もよい。

 天板と底面はアルミニウム合金、パームレストはマグネシウムアルミニウム合金で作られており、軽量と高い剛性を獲得している。振動テストや圧力テスト、防滴テストなど、米軍調達の基準を定めた「MIL-STD 810H」規格のテストをクリアしており、頑丈さは折り紙付きだ。

 ボディーカラーは同社が「スターブラック」と呼ぶカラーリングで塗られており、濃紺の色合いはビジネス向けノートPCとして、目立たずに落ち着いた雰囲気を与えてくれる。

 ボディーサイズは約309(幅)×210.6(奥行き)×16.9(厚さ)mmとスリムだ。重量が約1.2kgと若干重めだが、付属のACアダプターは電源ケーブルを含めて約308gなので、バッグに入れて持ち運んで使う分には問題ない。公称のバッテリー駆動時間は約6.2時間で、日中に外出先で使う程度であれば問題なく使えるだろう。

ExpertBook B5 B5302FEA 13.3型の液晶ディスプレイはフルHD表示をサポートする。非光沢タイプなので画面への映り込みも最低限で済む。左右のベゼル幅は約4mm、Webカメラを内蔵している上部も約8mmとスリムで、画面占有率は94%となる
ExpertBook B5 B5302FEA 中央にロゴが配置された天板。見た目はざらざらとした印象だが、触ってみると意外となめらかだ
ExpertBook B5 B5302FEA 付属するACアダプター。USB Power Delivery対応で65W出力となっている
ExpertBook B5 B5302FEA テントスタイルでは、相手にプレゼン資料を見せたりする際に重宝する

 キーボードはテンキーのない日本語86キーボードで、白色LEDを内蔵している。バックライトをオンにすれば暗い場所でも十分に使える他、防滴かつ静音仕様なので場所を選ばずに使える。

 アイソレーションタイプのキーで、キーピッチは約18.75mm、キーストロークは実測で約1.5mmある。しっかりとしたタイプ感があり、打っていても気持ちがよい。

 ただし、最上段に配置されているファンクションキーは上下で7mm程度、下部に配置されている「変換」などのキーは幅が11mm程度と小型になっている。カーソルキーも細めなため、このあたりの入力は慣れが必要かもしれない。この原稿も本製品で入力しているが、上方向のカーソルキーを押そうとして「\」キーを押してしまうミスがあった。

 タッチパッドは、実測で約105(幅)×61(奥行き)mmと大型で操作しやすい。キーボード操作に集中したいときは、F6キーを押してタッチパッドを無効にしておくことも可能だ。ちなみに、同社製のノートPCにはタッチパッドがテンキーに変わる「NumberPad」が採用されているモデルもあるが、本製品では省かれていた。

ExpertBook B5 B5302FEA 主要キーのピッチは約18.75mmあり、キー配列もスタンダードだが、Enterキー周辺の一部のキーサイズが小さくなっている
ExpertBook B5 B5302FEA バックライト付きなので、暗所でもキーが見やすい

 次に、インタフェース回りを見ていこう。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年12月27日 更新
  1. マウスコンピューターがPC全製品の受注を停止 法人向けPC「Mouse Pro」も購入不可能に 販売再開は2026年1月5日から順次 (2025年12月26日)
  2. そのアプリ、本当に安全ですか? スマホ新法で解禁された「外部ストア」と「独自決済」に潜むリスク (2025年12月26日)
  3. さらばWindows 10、ようこそ“画面付き”パーツ 古参も新規もアキバに集った2025年を振り返る (2025年12月26日)
  4. 25Gbpsインターネット時代の“モンスターマシン” ミニワークステーション「Minisforum MS-02 Ultra」を試す (2025年12月25日)
  5. Ryzen 7×GeForce RTX 5050 Laptop GPUの「ASUS TUF Gaming A16 FA608UH」がセールで16万9800円に (2025年12月25日)
  6. HHKB Studio専用の「木製」「アルミ製」キートップが登場 PFUダイレクトで1月5日発売 (2025年12月25日)
  7. 「買うならお早めに」が悲痛な叫びに変わった年末 猛暑の後に“価格高騰”の寒波が襲った2025年PCパーツ街 (2025年12月25日)
  8. 「テクノロジーが前面に出すぎていた」――アイロボットジャパン新社長が語る、ルンバ復権への“原点回帰” (2025年12月25日)
  9. ソースネクストが8万9800円(期間限定で7万4800円)の「Windows 11 Pro 15.6インチノート型PC 1TB」を販売開始――ストレージ容量を倍増 (2025年12月26日)
  10. 高コスパNASから小型スマホの救世主まで! 2025年にグッと来た「デジタル仕事道具」ベスト5 (2025年12月24日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー