利用シーンを選ばずに快適動作! 2in1のビジネス向けモバイルPC「ASUS ExpertBook B5302FEA」を試す(1/4 ページ)

» 2021年08月25日 11時00分 公開
[作倉瑞歩ITmedia]

 ASUS JAPANから発売された「ASUS ExpertBook B5」シリーズは、最新のCore iシリーズを搭載する13.3型のビジネス向けノートPCだ。ディスプレイが360度回転する2in1モデル(B5302FEA)と、クラムシェルモデル(B5302CEA)の2モデルが用意されるが、ここでは前者のフリップタイプ(B5302FEA-EM0119R)を見ていこう。

ExpertBook B5 B5302FEA ASUS JAPANの新ビジネスモバイルPC「ASUS ExpertBook B5 B5302FEA」

 まずは本製品のスペックから見ていこう。

ASUS ExpertBook B5 B5302FEA
CPU Core i7-1165G7(4コア8スレッド、最大4.7GHz、キャッシュ12MB)
メインメモリ 16GB(DDR4-3200)
液晶ディスプレイ 10点マルチタッチ対応13.3型ワイド(ノングレア)
画面解像度 1920×1080ピクセル
GPU Iris Xe Graphics(CPU内蔵)
ストレージ NVMe SSD 512GB(PCI Express 3.0×2接続)
内蔵スピーカー 1W×2
マイク アレイマイク内蔵
Webカメラ 92万画素
センサー 指紋認証
有線LAN 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T(専用のアダプター経由)
無線LAN IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth Bluetooth 5.1
キーボード 日本語86キーボード(イルミネートキーボード)
インタフェース HDMI×1、Thunderbolt 4(USB Type-C)×2、USB3.2 Gen2 Type-A×1、マイクロフォン/ヘッドフォン×1
バッテリー駆動時間 約6.2時間(JEITAバッテリ動作時間測定法Ver.2.0)
バッテリー充電時間 約2.2時間
ボディーサイズ 約309(幅)×210.6(奥行き)×16.9(厚さ)mm
重量 約1.2kg
OS Windows 10 Pro 64bit

パワフルな第11世代Coreプロセッサを搭載

 CPUは最新の第11世代(開発コード名:Tiger Lake)のCore i7-1165G7を搭載する。4コア8スレッド、最大4.7GHzで動作するパワフルなモデルだ。本製品では「ASUS インテリジェント パフォーマンス テクノロジー」の採用により、ユーザーの設定に応じて、システムの負荷や温度を見つつ消費電力を動的に調整し、動作してくれる。

 動作モードはCPUのTDPを28Wに設定してパフォーマンスを向上させる「パフォーマンスモード」を筆頭に、「バランスモード」「ウィスパーモード」から選べ、ユーティリティーの「MyASUS」から切り替えられる。電源につないでいるとき、負荷のかかりそうな画像/動画編集をするとき、静音性を重視するときなど、シーンに応じて設定して使うとよいだろう。

 GPUは、CPU内蔵のIris Xe Graphicsを利用する。第11世代Coreシリーズの一部製品から搭載されたIris Xe Graphicsだが、これまでPC USERで取り上げてきたように、以前のIntel UHD Graphicsよりも性能が強化された。ビジネスシーンはもちろんのこと、それほど処理が重くないゲームであれば十分に楽しめる。

 最近では仕事で使うPCでも個人利用を認めているケースもあるが、ビデオ会議やYouTubeなどの動画を見る程度の使い方であれば問題なく対応できる。

 メモリは標準で16GB(DDR4-3200)を搭載しており、ビジネス向けのアプリケーションを利用するには必要十分な構成だ。CPUやGPUのスペックも合わせて考えると、ライトなクリエイティブ用途でも利用可能だろう。

 ストレージはPCI Express 3.0 x2接続のMVNE SSDで、容量は512GBとなる。評価機にはSamsung製の「MZVLQ512HALU」が採用されていた。

ExpertBook B5 B5302FEA CPU-Zの画面
ExpertBook B5 B5302FEA GPU-Zの画面
ExpertBook B5 B5302FEA CrystalDiskInfoの画面。評価機にはSamsung製の「MZVLQ512HALU」を搭載していた
ExpertBook B5 B5302FEA CrystalDiskMarkのテスト結果。ビジネス向けモデルとして、十分なスピードを確保しているのが分かる

 続いて、ボディーやキーボード回りをチェックする。

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