ディスプレイは先ほども述べた通り、タッチ操作に対応した有機ELが採用されている。有機ELの利点はコントラスト比が高く、明暗の表現が優れていることだ。加えて応答速度も速く、消費電力も少ない。
どの程度違うのか、手持ちのTN液晶とSlackのアイコンを比較してみたが、XPS13の方がきれいに映っていることが分かる。仕事でWordやExcelを使っているだけではそれほどありがたみがそれほどないかもしれないが、PowerPointで画像などを処理するときには便利かもしれない。
何より輝度は500ニトと明るく、狭額縁化を進めることで画面カバー率は91.5%になった。なお、タッチ操作に対応しない1920×1200ピクセルの液晶ディスプレイも選択可能だ。
なお液晶サイズの3456×2160ピクセルについては、若干オーバースペックな感があるものの、画面はすみずみまできれいな表示で、フォント1つを取っても美しい。マシンパワーがあるため、先ほども述べた写真のレタッチなどでは使い勝手がよい。また13.4型という画面サイズゆえ、拡大率等倍ではかなり文字が小さくなって見えにくい。推奨は拡大率300%となっていたが、これはこれで大きすぎる。200%か150%程度がちょうどよいだろう。
重量は実測1.257kgと公称値の約1.27kgよりは軽いが、13型クラスの競合モデルに比べるとやや重い。しかし、マグネシウム製のボディーは非常に高級感があり、アルマイト加工が施されたボディーは手触りもなめらかだ。
外部インタフェースは、左側面にThunderbolt 4端子とmicroSDカードスロット、右側面にThunderbolt 4端子と3.5mmのヘッドフォン/マイクコンボ端子のみと、かなりシンプルだ。このためSDメモリーカードやUSB Type-A端子の製品を持っている場合は、付属のUSB Type-C→USB Type-Aの変換ケーブルを使う形になる。
本体の熱だが、底面から吸気をして背面から排気する形だ。利用していても底面はさほど熱くないので、膝の上にのせて利用するのも問題ない。
付属するACアダプターは、USB Power Delivery対応(出力45W)で、3ピンの電源ケーブルを含めた重量は実測で231gあった。ケーブル部分はかなり長く、宿泊先で使う場合でも取り回しがよいが、持ち運びにはややかさばる。
続いて、ベンチマークテストで本機の性能を測る。
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