デル・テクノロジーズ(デル)から発売されている「Laitude 7320」は、13.3型の液晶ディスプレイを備えたビジネス向けモバイルPCだ。Intelが最高のモバイル体験ができると認める「Intel Evo Platform」対応モデルや、液晶ディスプレイ部分が360度回転する2in1タイプも用意されているが、今回は一般的なクラムシェルモデルを試した。
今回、評価に利用したモデルのスペックは以下の通りだ。
評価機の主なスペック | |
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CPU | Core i5-1145G7(4コア8スレッド、2.6GHz〜4.4GHz) |
メモリ | LPDDR4 8GB |
GPU | Intel Iris Xe Graphics(CPU内蔵) |
ストレージ | 128GB SSD |
無線LAN | Intel Wi-Fi 6 AX201(IEEE 802.11ax対応) |
キーボード | 日本語86キーボード |
バッテリー | 3セル(42Wh) |
ボディーサイズ | 約306.5(幅)×199.5(奥行き)×16.96(厚さ)mm |
重量 | 約1.12kg(最小構成時) |
OS | 64bit版Windows 10 Pro |
価格 | 16万6320円(原稿執筆時、税込み) |
その他 | スマートカードリーダー |
試用した中で一番ポイントが高かったのは、実は内蔵のスマートカードリーダーなのだが、そのあたりの話は後ほど述べるとして、まずは外観から見ていこう。
Latitude 7320のボディーサイズはほぼA4サイズで、重量は公称約1.12kg(実測値は1.191kg)とコンパクトだ。筆者は日常的に15.6型のノートPCを使っているので、なおさら小型に見える。
天板はアルミニウムもしくはカーボンファイバー素材を選べるのだが、評価機はカーボンファイバーの天板だった。液晶ディスプレイのサイズは13.3型で、画面解像度は1920×1080ピクセルのフルHDとなる。光沢ではなくノングレアタイプの液晶ディスプレイなので、長時間画面を見つめていても目が疲れにくい。
キーボードは日本語86キーボードで、テンキーは用意されていない。キーピッチは約19mmと広く、キーストロークも約2mmを確保しており、タイプ感は悪くない。ただし、カーソルキーの上下が小さくなっていたり、通常はDeleteキーがある位置に電源ボタンがあったりするなど、慣れを必要とする部分があるのは覚えておきたい。
インタフェースは、右側面にHDMI、USB 3.2 Gen 1 Type-A(PowerShare対応)、Thunderbolt 4(Power DeliveryおよびDisplayPort Alternate Mode対応)の各端子と、microSDカードリーダー、ウェッジ・ロックスロットを用意する。オプションでuSIMカードスロットを用意することも可能だ。
左側面には、Thunderbolt 4(Power DeliveryおよびDisplayPort Alternate Mode対応)、ヘッドフォンジャック、オプションのスマートカードリーダーが並ぶ。
続いて、本製品のパフォーマンスをチェックしよう。
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