年末年始に向けて、秋葉原のPCパーツショップの店内もにぎわいが増している。プラットフォーム別で見ると、売れ筋になっているのは第11世代Core iシリーズと答えるショップが多かった。ドスパラ秋葉原本店は「トータルで価格を抑えたい人のニーズが第11世代に集まっていますね。第10世代も併せて、ミドルクラスまでの選択肢が幅広いですし」という。
人気が高まるにつれ、対応するマザーボードの品薄傾向も既に不安視されている。パソコン工房 秋葉原BUYMORE店は「Intel B560マザーとZ590マザーを特価で探している方は早めに動いた方がいいですね。かなりの売れ行きで品薄になってきています」と話していた。
そのような中で、複数のショップに「AMDドリームパック」たるパーツセットが並ぶようになっている。代理店のアスクがセレクトした自作セットで、「Ryzen 7 5800X」とMSIのAMD X570チップセット搭載マザーボード「MEG X570 UNIFY」、CorsairのDDR4-3200メモリ(16GB×2枚キット)に、Corsair製サーマルグリスと12cmファン、ノベルティータオルをセットにして、7万9800円(税込み、以下同様)としている。
「CPUとマザーの価格で、メモリや他のアイテムがついてくるという感じですね。モノとしても悪くないですよ」(パソコン工房 秋葉原BUYMORE店)と評価されており、他店でもまずまずのペースで売れているそうだ。
全体としてはIntelに押され気味のAMD陣営だが、ショップの感触は悪くない。パソコンSHOPアークは「2020年ほどの勢いは確かにありませんが、ハイスペック志向で、思い通りのパーツでそろえたいという人なら、第3世代Ryzen回りが安定していますからね」と話していた。
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