米調査会社IDCは1月31日(現地時間)、米Googleの「Chrome OS」搭載端末「Chromebook」の2021年第4四半期(10〜12月)および通年の世界での出荷に関する調査結果を報告した。第4四半期の総出荷台数は前年同期比63.6%減の480万台だった。通年では前年比13.5%増の3700万台だった。
IDCのリサーチマネジャー、ジテシュ・アブラニ氏は第4四半期の出荷台数減少について、「(コロナ禍による)部品不足の中、Windows搭載PCとChromebookの両方を製造しているメーカーは、価格帯の高いWindowsマシンを優先した」ことでChromebookの世界での出荷が抑制されていると語った。
10月にはメーカー各社が「Windows 11」搭載の新製品を多数発売した。
通年の出荷については、「欧米などのプライマリ市場でのChromebookの初期需要は一段落し、全体的な出荷は鈍化しているが、新興市場での需要は継続的に伸びている」と語った。
第4四半期のメーカー別市場シェアのトップ5は、Acer、Dell、Lenovo、Samsung、HPだった。通年ではHP、Lenovo、Acer、Dell、Samsungだった。
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