Chromebookの第4四半期の世界での出荷台数は64%減──IDC調べ調査レポート

» 2022年02月02日 13時31分 公開
[ITmedia]

 米調査会社IDCは1月31日(現地時間)、米Googleの「Chrome OS」搭載端末「Chromebook」の2021年第4四半期(10〜12月)および通年の世界での出荷に関する調査結果を報告した。第4四半期の総出荷台数は前年同期比63.6%減の480万台だった。通年では前年比13.5%増の3700万台だった。

 IDCのリサーチマネジャー、ジテシュ・アブラニ氏は第4四半期の出荷台数減少について、「(コロナ禍による)部品不足の中、Windows搭載PCとChromebookの両方を製造しているメーカーは、価格帯の高いWindowsマシンを優先した」ことでChromebookの世界での出荷が抑制されていると語った。

 10月にはメーカー各社が「Windows 11」搭載の新製品を多数発売した。

 通年の出荷については、「欧米などのプライマリ市場でのChromebookの初期需要は一段落し、全体的な出荷は鈍化しているが、新興市場での需要は継続的に伸びている」と語った。

 第4四半期のメーカー別市場シェアのトップ5は、Acer、Dell、Lenovo、Samsung、HPだった。通年ではHP、Lenovo、Acer、Dell、Samsungだった。

 idc 1 2021年第4四半期のChromebookメーカー出荷台数ランキング(資料:IDC)
 idc 2 2021年通年のChromebookメーカー出荷台数ランキング(資料:IDC)

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2024年05月08日 更新
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