「VersaPro UltraLite タイプVC(VC-B)」は、先代(VC-9)から画面サイズを12.5型から13.3型に大きくした他、同タイプとしては初めてAMD製のAPU(GPU統合型CPU)「Ryzen 5 5500U」(2.1GHz〜4GHz、6コア12スレッド)を採用した。基本設計は、2月1日に発表された「LAVIE N13」と共通化されている。NEC得選街における通常販売価格は15万2020円からとなる。
メインメモリはLPDDR4x規格で、容量は8GBまたは16GBから選択できる。ストレージはPCI Express 3.0接続のSSDで、容量は128GB、256GB、512GBから選べる(128GB以外は自己暗号化対応)。OSは以下のいずれかを選択可能だ。
ディスプレイはフルHD(1920×1200ピクセル)の13.3型IPS液晶となる。Webカメラは「なし」「HDカメラ(プライバシーシャッター付き)」「HDカメラ(顔認証対応、プライバシーシャッター付き)」のいずれかを選択できる。指紋センサーは「非搭載」か「搭載(電源ボタンと一体化)」を選択可能だ(顔認証対応Webカメラ構成では搭載必須)。
ポート類は左側面にUSB 3.1 Type-C端子、SDメモリーカードスロットと有線LANポート(格納式)を、右側面にイヤフォン/マイクコンボ端子、USB 3.1 Type-A端子×2(うち1基は常時給電対応)とHDMI出力端子を備える。USB 3.1 Type-C端子は、USB PD(Power Delivery)による電源入力と、DisplayPort Alternate Modeによる映像出力にも対応する。
ワイヤレス通信はWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)とBluetooth 5.0に対応する。ただし、Windows 10 Proのライセンスが付属する構成のみ“なし”とすることも可能だ。
内蔵バッテリーは「Mバッテリー」と「Lバッテリー」から選択できる。軽量重視の場合は前者、連続稼働時間重視なら後者を選べばよい。満充電からの最大連続稼働時間(JEITAバッテリ動作時間測定法 Ver.2.0)は、Lバッテリー搭載時が約10.5時間、LLバッテリー搭載時が約15時間となる。
ボディーサイズは約307(幅)×216(奥行き)×17.9(厚さ)mmで、重量はエントリーモデルが約971g、中位/上位モデルが約1022gとなる。
「VersaPro タイプVW(VW-B)」は、フルHDの15.6型液晶を搭載するメインストリームモデルで、先代(VW-9)から幾つかの仕様変更が施されている。NEC得選街における標準販売価格は9万4380円からとなる。
先代からの変更点は以下の通り。
APUのスペックを向上した他、液晶パネルのノングレア(非光沢)化、搭載可能なメインメモリ容量の変更(4GB構成が廃止された変わりに32GB構成を追加)が行われている。
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