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NECがビジネス向けPCのラインアップをアップデート 16:10画面のモバイルPCなど新モデルを投入(2/2 ページ)

» 2022年02月03日 10時00分 公開
[井上翔ITmedia]
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VersaPro UltraLite タイプVC(VC-B)(2月17日出荷開始予定)

 「VersaPro UltraLite タイプVC(VC-B)」は、先代(VC-9)から画面サイズを12.5型から13.3型に大きくした他、同タイプとしては初めてAMD製のAPU(GPU統合型CPU)「Ryzen 5 5500U」(2.1GHz〜4GHz、6コア12スレッド)を採用した。基本設計は、2月1日に発表された「LAVIE N13」と共通化されている。NEC得選街における通常販売価格は15万2020円からとなる。

VersaPro UltraLite タイプVC(VC-B) VersaPro UltraLite タイプVC(VC-B)

 メインメモリはLPDDR4x規格で、容量は8GBまたは16GBから選択できる。ストレージはPCI Express 3.0接続のSSDで、容量は128GB、256GB、512GBから選べる(128GB以外は自己暗号化対応)。OSは以下のいずれかを選択可能だ。

  • Windows 11 Pro
  • Windows 10 Pro(Windows 11 Proのダウングレード権を行使)
  • Windows 10 Pro

 ディスプレイはフルHD(1920×1200ピクセル)の13.3型IPS液晶となる。Webカメラは「なし」「HDカメラ(プライバシーシャッター付き)」「HDカメラ(顔認証対応、プライバシーシャッター付き)」のいずれかを選択できる。指紋センサーは「非搭載」か「搭載(電源ボタンと一体化)」を選択可能だ(顔認証対応Webカメラ構成では搭載必須)。

画面サイズ 画面サイズは12.5型から13.3型と大型化し、ヒンジ構造を変更することで180度開けるようになった

 ポート類は左側面にUSB 3.1 Type-C端子、SDメモリーカードスロットと有線LANポート(格納式)を、右側面にイヤフォン/マイクコンボ端子、USB 3.1 Type-A端子×2(うち1基は常時給電対応)とHDMI出力端子を備える。USB 3.1 Type-C端子は、USB PD(Power Delivery)による電源入力と、DisplayPort Alternate Modeによる映像出力にも対応する。

 ワイヤレス通信はWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)とBluetooth 5.0に対応する。ただし、Windows 10 Proのライセンスが付属する構成のみ“なし”とすることも可能だ。

ポート類など Webカメラはプライバシーシャッター付きとなった。先代と同様に有線LANポートは格納式のものを備えている

 内蔵バッテリーは「Mバッテリー」と「Lバッテリー」から選択できる。軽量重視の場合は前者、連続稼働時間重視なら後者を選べばよい。満充電からの最大連続稼働時間(JEITAバッテリ動作時間測定法 Ver.2.0)は、Lバッテリー搭載時が約10.5時間、LLバッテリー搭載時が約15時間となる。

 ボディーサイズは約307(幅)×216(奥行き)×17.9(厚さ)mmで、重量はエントリーモデルが約971g、中位/上位モデルが約1022gとなる。

VersaPro タイプVW(VW-B)(2月10日出荷開始予定)

 「VersaPro タイプVW(VW-B)」は、フルHDの15.6型液晶を搭載するメインストリームモデルで、先代(VW-9)から幾つかの仕様変更が施されている。NEC得選街における標準販売価格は9万4380円からとなる。

VersaPro タイプVW(VW-B) VersaPro タイプVW(VW-B)

 先代からの変更点は以下の通り。

  • APUがRyzen 5 5500Uに変更(スレッド数が倍増)
  • プリインストールOSとしてWindows 11 ProとWindows 10 Pro 64bit版(ダウングレード権行使)を追加
  • 液晶パネルをノングレア(非光沢)加工に変更(本体
  • 4GBメモリ構成を廃止(最小構成が8GBに)
  • 32GBメモリ構成の追加

APUのスペックを向上した他、液晶パネルのノングレア(非光沢)化、搭載可能なメインメモリ容量の変更(4GB構成が廃止された変わりに32GB構成を追加)が行われている。

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