ビジネス向けのモデルらしく、在宅環境を充実させるための豊富なオプション製品を、セレクションメニューとして用意しているのも見逃せない。4基のディスプレイ出力や有線LAN、USB Type-A、ヘッドフォン/マイク兼用端子などを備えたUSB Type-C拡張ドックや、USB接続(USB 2.0対応)の外付けDVDスーパーマルチドライブ、USB Type-C→有線LANやHDMI→アナログRGB出力(D-Sub15ピン)などの変換アダプターも選択できる。
USB Type-C拡張ドックを使えば、複数の大画面ディスプレイや外付けキーボード、外付け光学ドライブ、有線LANなどを備えたデスクトップ環境を実現可能だ。USB Type-Cケーブル1本の着脱で、デスクトップ環境と身軽なモバイルPCを切り替えるというスマートな運用が行える。
USB Type-C拡張ドックは、Type-Cケーブル1本で接続でさまざまな周辺機器を利用できる。ドックからの給電/充電が行えるので、PC本体に別途ACアダプターを接続する必要もない(ドック側に専用のACアダプターを接続する)
USB Type-C拡張ドックには豊富な端子が用意される。左端がPC本体接続用のType-C(USB 3.2 Gen 2)、その隣がACアダプター接続用のDCコネクターだ。他にも、2基のDisplayPort、HDMI出力、有線LAN、USB Type-A(USB 3.2 Gen 2)とType-A(USB 2.0)の端子が2基ずつある通信機能は、Wi-Fi 6対応の無線LANとBluetooth 5.1を標準で装備することに加えて、オプションで5G対応のWWAN機能を搭載できる(下位モデルは4G LTE対応WWANのみ選択可)。液晶ディスプレイのヒンジ部にNanoSIM対応スロットを備え、eSIMにも対応している。
また、液晶ディスプレイの上部に、約200万画素の高画質カメラとステレオマイクを内蔵する。カメラは物理的なカメラシャッター付きで、意図しない映像配信を完全に防ぐことができる。さらに顔認証対応のIRカメラ、電源ボタンと一体型の指紋センサーも選択可能だ。
薄型ボディーながら、スピーカーは2W+2Wの高出力タイプを内蔵する。音響効果ソフトウェアとして「YAMAHA Audio Engine」が導入されており、コンテンツに最適なチューニングが施されたサウンドを楽しめる。
Web会議向けのMeeting機能も用意されており、エンターテインメント視聴時の音は、低音の迫力こそさほどでもないものの、1kg以下のノートPCとは思えない音圧だ。Meetingモードでは人の声が強調され、その効果をはっきりと実感できた。
最後に、ベンチマークテストで本機の実力を見ていこう。
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