豪Blackmagic Designは4月18日(現地時間)、ビデオ編集ソフト「DaVinci Resolve 18」のβ版を公開した。同社のWebサイトから無償でダウンロードできる。
DaVinci Resolveは多種多様な機能を持ちながら、無償で利用できるソフトで、さらに高性能であることから高い人気を誇っている。WindowsやMacだけでなく、Linuxにも対応している。
新版の最大の特徴は、クラウド経由の共同作業に対応した点にある。クラウドにプロジェクトライブラリを配置することで、インターネットでつながった複数のユーザーと同じタイムラインでリアルタイムで共同作業が可能になる。
プロキシを作成する「Blackmagic Proxy Generator」も新たに加わった。新しいメディアを自動的にH.264、H.265、Apple ProResプロキシに変換して、編集作業の高速化に貢献する。オフライン作業用にプロキシを別フォルダーに抽出することも可能だ。
また、Windows版とLinux版では、10bit動画の表示に対応した。ただし、10bit出力に対応するGPUとディスプレイが必要だ。
今回の新版には、ほかにも多様な新機能が加わっている。正式版のリリースはまだ先だが、新機能に興味があるというユーザーはダウンロードして試してみるといいだろう。
無料の多機能ビデオ編集ソフト「DaVinci Resolve 17」の最新版が登場――3600ページ超の日本語マニュアルも公開
PhotoshopやDaVinci Resolve 17が正式にApple M1ネイティブ対応
アドビが「Premiere Pro」をアップデート M1 Macにネイティブ対応 自動文字起こし機能も実装
12万円台のDaVinch Resolve専用キーボードも登場 Blackmagic Designが8K対応製品を発表
サードウェーブデジノス、Blackmagic Design監修のノンリニア編集向けPCを発売Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.