PhotoshopやDaVinci Resolve 17が正式にApple M1ネイティブ対応相次いで正式対応

» 2021年03月11日 14時00分 公開
[ITmedia]

 2020年11月、Appleは従来のIntel版CPUに代わり、独自設計のSoC(System on a Chip)「Apple M1」の導入を発表し、「MacBook Air」「13インチMacBook Pro」「Mac mini」と相次いでモデルを投入した。

Apple M1 Photoshop 独自SoCの「Apple M1」を搭載したMacシリーズの特徴

 それに伴って、さまざまなアプリケーションもApple M1に最適化したバージョンの提供が行われている。アドビは段階的にM1ネイティブ対応版を提供しており、3月10日にはM1ネイティブ対応した最初のバージョンとなる「Photoshop」をリリースした。

 これまでのIntel CPU版Macに比べ、ファイルの読み書きやフィルタ−の実行、負荷の高い被写体の選択やコンテンツに応じた塗りつぶしやといった処理において、平均1.5倍の性能向上を実現したとうたう。

 ただし、クラウド上での「編集に招待」や「プリセットの同期」のような最近加わった新機能の一部では、エミュレーションモードでの動作になるという。

Apple M1 Photoshop Photoshop 2021

 一方、Blackmagic Designは動画編集ソフトの無償版「DaVinci Resolve」と有償版「DaVinci Resolve Studio」の最新バージョンとなる17.1を公開し、M1ネイティブに正式対応した。

 M1搭載MacではH.265 4:2:2のハードウェアデコードもサポートし、Intel版ではH.265 4:2:2/4:4:4のハードウェアアクセラレートによるエンコードとデコードをサポートしている。

Apple M1 Photoshop DaVinci Resolve 17.1のアップデート内容

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年12月26日 更新
  1. 「買うならお早めに」が悲痛な叫びに変わった年末 猛暑の後に“価格高騰”の寒波が襲った2025年PCパーツ街 (2025年12月25日)
  2. 25Gbpsインターネット時代の“モンスターマシン” ミニワークステーション「Minisforum MS-02 Ultra」を試す (2025年12月25日)
  3. 高コスパNASから小型スマホの救世主まで! 2025年にグッと来た「デジタル仕事道具」ベスト5 (2025年12月24日)
  4. HHKB Studio専用の「木製」「アルミ製」キートップが登場 PFUダイレクトで1月5日発売 (2025年12月25日)
  5. 「テクノロジーが前面に出すぎていた」――アイロボットジャパン新社長が語る、ルンバ復権への“原点回帰” (2025年12月25日)
  6. “家中どこでもコンセント”を実現 日常で使いたくなる実売1.5万円のポータブル電源「BLUETTI AORA 10」を試す (2025年12月24日)
  7. Ryzen 7×GeForce RTX 5050 Laptop GPUの「ASUS TUF Gaming A16 FA608UH」がセールで16万9800円に (2025年12月25日)
  8. “Air”の名はだてじゃない 軽量な8K/360度カメラとして大きな魅力を放つ「Insta360 X4 Air」 X5と撮り比べて分かった性能差 (2025年12月25日)
  9. 最大25Gbps! NTT東日本が国内最速インターネットサービス「フレッツ 光25G」を2026年春から提供 (2025年12月23日)
  10. 「こりゃ買えないわ」の声――ついに30万円突破の128GB DDR5メモリも (2025年12月20日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー