2020年11月、Appleは従来のIntel版CPUに代わり、独自設計のSoC(System on a Chip)「Apple M1」の導入を発表し、「MacBook Air」「13インチMacBook Pro」「Mac mini」と相次いでモデルを投入した。
それに伴って、さまざまなアプリケーションもApple M1に最適化したバージョンの提供が行われている。アドビは段階的にM1ネイティブ対応版を提供しており、3月10日にはM1ネイティブ対応した最初のバージョンとなる「Photoshop」をリリースした。
これまでのIntel CPU版Macに比べ、ファイルの読み書きやフィルタ−の実行、負荷の高い被写体の選択やコンテンツに応じた塗りつぶしやといった処理において、平均1.5倍の性能向上を実現したとうたう。
ただし、クラウド上での「編集に招待」や「プリセットの同期」のような最近加わった新機能の一部では、エミュレーションモードでの動作になるという。
一方、Blackmagic Designは動画編集ソフトの無償版「DaVinci Resolve」と有償版「DaVinci Resolve Studio」の最新バージョンとなる17.1を公開し、M1ネイティブに正式対応した。
M1搭載MacではH.265 4:2:2のハードウェアデコードもサポートし、Intel版ではH.265 4:2:2/4:4:4のハードウェアアクセラレートによるエンコードとデコードをサポートしている。
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