「13インチMacBook Pro」がApple M1チップに移行して11月17日発売 税別13万4800円からIntelプロセッサモデルも併売

» 2020年11月11日 10時55分 公開
[井上翔ITmedia]

 Appleは11月17日、ノートPC「MacBook Pro」の13型モデル(13インチMacBook Pro)について、同社独自の「Apple M1」チップを搭載する構成を発売する。直販価格は13万4800円(税別)からで、Webサイトでは販売予約を受け付けている。Intel Coreプロセッサを搭載する既存モデルも引き続き販売される。

A1搭載 Apple A1チップ搭載のMacBook Pro。外観上はIntelモデルと変わりない
概要 Apple A1チップを搭載する13インチMacBook Proの機能概要

 プロセッサは先述の通りApple M1チップで、CPU部は8コア(高性能4コア+高効率4コア)、GPU部は8コア、Neural Engine(機械学習エンジン)は16コア構成となっている。従来のIntelモデルと比較してCPUの処理速度は最大2.8倍、グラフィックスのパフォーマンスは最大5倍、機械学習の処理速度は最大11倍になるという。

 メモリは8GBのユニファイドメモリで、Apple直販(Web、店頭)や一部量販店で購入できるカスタマイズ(CTO)モデルでは16GBに増量できる。ストレージは256GBまたは512GBのSSDで、カスタマイズモデルでは1TBまたは2TBとすることも可能だ。

 ディスプレイは2560×1600ピクセルのRetina Display(液晶)で、DCI-P3に定める色域をカバーしている。輝度は最大500ニトで、True Toneテクノロジーによる自動調色にも対応する。ディスプレイ上部には、720p FaceTime HDカメラも付いている。

 外部ポート類は、Thunderbolt 4(USB4)端子×2とヘッドフォンジャックを備える。Thunderbolt 4端子は、USB Power Delivery(USB PD)による電源入力と、DisplayPort Alternate Modeによる映像出力を兼ねている。本体ディスプレイへの表示と同時に最大で6K(6016×3384ピクセル)の映像出力も可能だ。

 無線通信はWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)とBluetooth 5.0に対応する。

外部ポート 外部ポート類

 キーボードは先述の既存モデルと同じ仕様のTouch Bar付きバックライトMagic Keyboardで、指紋センサー「Touch ID」も備えている。標準では日本語(JIS)配列だが、CTOモデルでは米国英語(US)配列も選択可能だ。

 バッテリーの容量は58.2Whで、最大17時間のワイヤレスインターネットと最大20時間のApple TVアプリのムービー再生が可能だという(いずれもメーカー公称値)。ボディーサイズは約30.41(幅)×21.24(奥行き)×1.56(厚さ)mmで、重量は約1.4kgとなる。カラーはシルバーとスペースグレイから選択できる。

A1搭載 スペースグレイ(右)に加えて、シルバー(左)も用意している

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年12月26日 更新
  1. 「買うならお早めに」が悲痛な叫びに変わった年末 猛暑の後に“価格高騰”の寒波が襲った2025年PCパーツ街 (2025年12月25日)
  2. 25Gbpsインターネット時代の“モンスターマシン” ミニワークステーション「Minisforum MS-02 Ultra」を試す (2025年12月25日)
  3. 高コスパNASから小型スマホの救世主まで! 2025年にグッと来た「デジタル仕事道具」ベスト5 (2025年12月24日)
  4. HHKB Studio専用の「木製」「アルミ製」キートップが登場 PFUダイレクトで1月5日発売 (2025年12月25日)
  5. 「テクノロジーが前面に出すぎていた」――アイロボットジャパン新社長が語る、ルンバ復権への“原点回帰” (2025年12月25日)
  6. “家中どこでもコンセント”を実現 日常で使いたくなる実売1.5万円のポータブル電源「BLUETTI AORA 10」を試す (2025年12月24日)
  7. 最大25Gbps! NTT東日本が国内最速インターネットサービス「フレッツ 光25G」を2026年春から提供 (2025年12月23日)
  8. “Air”の名はだてじゃない 軽量な8K/360度カメラとして大きな魅力を放つ「Insta360 X4 Air」 X5と撮り比べて分かった性能差 (2025年12月25日)
  9. 「こりゃ買えないわ」の声――ついに30万円突破の128GB DDR5メモリも (2025年12月20日)
  10. メカニカルキーボード×超ワイドディスプレイ搭載! 中国KeebmonがRyzen AI 9 HX370搭載ミニPCのクラファンプロジェクトを開始 (2025年12月24日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー