まずまずの反響を得ている5800X3Dだが、いくつかのショップから「もっと爆発的にヒットできたのでは」という声も聞いた。そう語られる主な理由は、同時期に行われたRyzen 9の値下げだ。
Ryzen 5000/5000Gシリーズは2月初旬から値下げキャンペーンが繰り返されており、3月初旬にも大幅な値下げが実施されている。今回は、そこからRyzen 9 5950Xと5900Xだけをさらにダウンさせたようだ。
これにより、ここ3カ月の間に最上位の5950Xは11万5000円弱→10万5000円弱→8万6000円弱→8万円弱に。5900Xは7万9000円弱→7万2000円弱→6万3000円強→5万7000円強となった。期限は未定としているショップも多いが、パソコンSHOPアークは5月22日までと明記している。
値下がりした当日から反響は上々の様子で、いくつかのショップでは5950Xを中心に売れ行きが伸びたと話を聞いた。一方で、前述のように割を食ったのではとされているのが5800X3Dだ。
某ショップは「5900Xの方が7000円以上安くなってしまいましたからね。5800X3Dを買う意思を揺らすには十分な価格差です。ここで気が削がれて様子見している人もいるんじゃないかと、正直思います」とこぼす。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.