4月22日、AMDから新CPU「Ryzen 7 5800X3D」が売り出された。価格は6万5000円強だ(税込み、以下同様)。
積層技術「3D V-Cache」を採用することで、L3キャッシュを96MBまで増やしたのが最大の特徴となる。Ryzen 7 5800X(32MB)はもちろん、Ryzen 9 5950X(64MB)よりも容量が大きく、同社は「世界最速のPCゲーミング・プロセッサ」とうたっている。
コア構成は8コア16スレッドで、グラフィックス機能は有しない。動作クロックは標準3.4GHz/ブースト最大4.5GHzで、TDPは105Wとなる。
販売当日に行列ができるなどの現象は見られなかったものの、同日のうちに売り切れとなったショップは複数ある。TSUKUMO eX.は「開店時は静かでしたが、お昼に続けざまに売れて夕方までに在庫がなくなりました。それなりに注目している人が多そうです」という。
パソコンSHOPアークも「コア数勝負ではない局面なら、かなりのパフォーマンスが期待できるので、ゲーミングPCを組みたい人にいい選択肢になりそうです」と期待を寄せる。ただ、「Ryzen 3 3300Xみたいに、一時的に存在するラインアップになるんじゃないかという気もします」(某ショップ)など、長期的な定番化は不安視する声もあった。
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