デスクトップ向けRyzenに追加モデル 3D V-Cache適用の「Ryzen 7 5800X3D」は449ドルで4月20日発売

» 2022年03月15日 22時00分 公開
[井上翔,ITmedia]

 AMDは3月15日(米国太平洋時間、以下同)、デスクトップ向けのRyzenプロセッサの新モデルを発表した。目玉の「Ryzen 7 5800X3D」は4月20日に発売される予定で、米国における想定販売価格は449ドル(約5万3000円)となる。他のプロセッサは4月4日に発売される予定だ。

 なお、日本での発売予定時期はRyzen 7 5800X3Dが「4月下旬」、他のプロセッサが「4月中旬」とされている。

【追記:3月16日11時】日本AMDから国内の発売予定時期が発表されたので、記事に追記を行いました

Ryzen 7 5800X3D Ryzen 7 5800X3Dのパッケージ

Ryzen 7 5800X3Dの概要

 Ryzen 7 5800X3Dは、同社独自の「3D V-Cache Technology」を適用することで、L3キャッシュを大幅に増量してパフォーマンスを改善している。主要なスペックは以下の通りだ。

  • CPUソケット:Socket AM4(※1)
  • コア/スレッド数:8コア16スレッド
  • 稼働クロック:3.4GHz〜4.5GHz
  • L3キャッシュ:96MB(32MB 2Dキャッシュ+64MB 3D V-Cache)
  • TDP(熱設計電力):105W

(※1)AMD 300/400シリーズチップセットを備えるマザーボードに対応。ただし装着前にUEFI(BIOS)の更新が必要な場合あり

チップイメージ Ryzen 7 5800X3Dのチップイメージ

Ryzen 4000/5000シリーズにも新製品

 Zen 2アーキテクチャを採用する「Ryzen 4000シリーズ」と、Zen 3アーキテクチャを採用する「Ryzen 5000シリーズ」には、エントリー〜ミドルクラスの新モデルが追加される。いずれもTDPは65Wで、Ryzen 7 5700Xを除いて「AMD Wraith Stealthクーラー」が付属している。発売は4月4日を予定している。

Ryzen 4000シリーズ

 Ryzen 4000シリーズの新モデルは以下の通り。

  • CPU(PCI Express 3.0対応)
    • Ryzen 3 4100(3.8GHz〜4GHz、4コア8スレッド):99ドル(約1万1700円)
    • Ryzen 5 4500(3.6GHz〜4.1GHz、6コア12スレッド):129ドル(約1万5200円)
  • APU(GPU統合型CPU、PCI Express 3.0対応)
    • Ryzen 5 4600G(3.7GHz〜4.2GHz、6コア12スレッド):154ドル(約1万8200円)
Ryzen 4000シリーズ Ryzen 4000シリーズの新モデル

Ryzen 5000シリーズ

 Ryzen 5000シリーズの新モデルは以下の通り。

  • CPU(PCI Express 3.0対応)
    • Ryzen 5 5500(3.6GHz〜4.2GHz、6コア12スレッド):159ドル(約1万8800円)
  • CPU(PCI Express 4.0対応)
    • Ryzen 5 5600(3.5GHz〜4.4GHz、6コア12スレッド):199ドル(約2万3500円)
    • Ryzen 7 5700X(3.4GHz〜4.6GHz、8コア16スレッド):299ドル(約3万5300円)
Ryzen 5000シリーズ Ryzen 5000シリーズの新モデル

「Ryzen 5000×AMD 300」のサポートを拡大

 今回の新CPU/APUの発表に合わせて、AMDは「AMD 300シリーズチップセット」を搭載するマザーボードにおけるRyzen 5000シリーズのサポートを拡大する方針を表明した。「Zen 3のパフォーマンスへのシームレスなアップグレードパスを用意」することが目的だという。

 具体的な対象チップセットは以下の通りで、4月以降に一部のマザーボードを対象とするβ版のUEFIが配信される。

  • AMD A320
  • AMD B350
  • AMD X370

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