AMDは3月15日(米国太平洋時間、以下同)、デスクトップ向けのRyzenプロセッサの新モデルを発表した。目玉の「Ryzen 7 5800X3D」は4月20日に発売される予定で、米国における想定販売価格は449ドル(約5万3000円)となる。他のプロセッサは4月4日に発売される予定だ。
なお、日本での発売予定時期はRyzen 7 5800X3Dが「4月下旬」、他のプロセッサが「4月中旬」とされている。
【追記:3月16日11時】日本AMDから国内の発売予定時期が発表されたので、記事に追記を行いました
Ryzen 7 5800X3Dは、同社独自の「3D V-Cache Technology」を適用することで、L3キャッシュを大幅に増量してパフォーマンスを改善している。主要なスペックは以下の通りだ。
(※1)AMD 300/400シリーズチップセットを備えるマザーボードに対応。ただし装着前にUEFI(BIOS)の更新が必要な場合あり
Zen 2アーキテクチャを採用する「Ryzen 4000シリーズ」と、Zen 3アーキテクチャを採用する「Ryzen 5000シリーズ」には、エントリー〜ミドルクラスの新モデルが追加される。いずれもTDPは65Wで、Ryzen 7 5700Xを除いて「AMD Wraith Stealthクーラー」が付属している。発売は4月4日を予定している。
Ryzen 4000シリーズの新モデルは以下の通り。
Ryzen 5000シリーズの新モデルは以下の通り。
今回の新CPU/APUの発表に合わせて、AMDは「AMD 300シリーズチップセット」を搭載するマザーボードにおけるRyzen 5000シリーズのサポートを拡大する方針を表明した。「Zen 3のパフォーマンスへのシームレスなアップグレードパスを用意」することが目的だという。
具体的な対象チップセットは以下の通りで、4月以降に一部のマザーボードを対象とするβ版のUEFIが配信される。
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