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» 2022年01月05日 04時30分 公開

5nmプロセスの“Zen 4”「Ryzen 7000シリーズ」を2022年後半にリリース 「Ryzen 7 5800X3D」は今春にCES 2022

AMDが、現行のZen 3アーキテクチャCPUのL3キャッシュを大幅増量した新CPUを発売する。8コア16スレッド構成ながら、既存の12コア24スレッド製品と同等か上回るゲーミング性能を発揮するという。さらに“次世代”のCPUも、2022年後半に登場する見通しだという。

[井上翔,ITmedia]

 AMDは1月4日(米国太平洋時間)、新型のデスクトップ向けCPU「Ryzen 7 5800X3D」を2022年春に発売することを発表した。合わせて同社は、新アーキテクチャを採用するデスクトップCPU「Ryzen 7000シリーズ」を2022年後半(7〜12月)に登場する予定であることも明らかにした。

【訂正:12時30分】初出時、「Ryzen 7 5800X3D」とすべき部分を「Ryzen 7 5700X3D」と記載していました。おわびして訂正いたします
【訂正:14時10分】Ryzen 7000シリーズの登場予定時期について、「2022年後半」とするべき所を「2022年第2四半期」としていました。おわびして訂正いたします

スーCEO Ryzen 7000シリーズのサンプルチップを手にするリサ・スーCEO

Ryzen 7 5800X3Dの概要

 Ryzen 7 5800X3Dは、Zen 3アーキテクチャのRyzen CPUをベースに、同社の「3D V-Cache Technology」を適用することでL3キャッシュを大幅増量してパフォーマンス向上を図ったCPUである。主なスペックは以下の通りとなる。

  • コア/スレッド数:8コア16スレッド
  • 稼働クロック:3.4GHz〜4.5GHz
  • L3キャッシュ:96MB(32MB 2Dキャッシュ+64MB 3D V-Cache)
  • TDP(熱設計電力):105W

 CPUソケットは従来通りの「Socket AM4」で、AMD 400/500シリーズチップセットを搭載するマザーボードをそのまま利用できる。ただし、既存のマザーボードで利用するには、事前にUEFI(BIOS)の更新が必要となる。

イメージ Ryzen 7 5800X3Dのチップイメージ。フォームファクターは従来通りのSocket AM4である
3Dキャッシュ 3D V-Cache Technologyを適用することで、L3キャッシュの容量を96MBにまで拡張している

 このCPUは、1080p(フルHD、1920×1080ピクセル)のゲーミングにおいて、デスクトップ向けRyzen 5000シリーズの最上位製品である「Ryzen 9 5900X」(3.7GHz〜4.8GHz、12コア24スレッド)と同等かそれを上回るパフォーマンスを発揮するという。

もっとハイパフォーマンス Ryzen 7 5800X3Dは、12コア24スレッドを備えるRyzen 9 5900Xと同等かそれを上回るゲーミングパフォーマンスを発揮するという
もっとハイパフォーマンス ゲーミングパフォーマンスでは、Intelの現行最上位CPUの1つである「Core i9-12900K」と比べても同等かそれを上回るそうだ

Ryzen 7000シリーズの概要

 Ryzen 7000シリーズは、5nmプロセスの「Zen 4アーキテクチャ」に基づくデスクトップ向けCPUだ。

 デスクトップ向けのRyzenプロセッサは、第1世代(Zenアーキテクチャ)から現行世代(Zen 3アーキテクチャ)に至るまで、共通のフォームファクターを採用してきた。それに対し、Ryzen 7000シリーズは1718ピンのLGA(Land Grid Array)パッケージを採用する。それに伴い、CPUソケットに初めての変更(Socket AM4→Socket AM5)が生じる。

 その他、Ryzen 7000シリーズではPCI Express 5.0バスとDDR5規格のメインメモリをサポートする。

Socket AM5 Ryzen 7000シリーズでは、デスクトップ向けでは初めてとなるソケット変更が行われる

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