Microsoftの診断ツールにゼロデイ脆弱性 Wordなどでリモートコード実行の恐れがあり回避策を公開

» 2022年06月01日 15時00分 公開
[山本竜也ITmedia]

 米Microsoftは5月30日(現地時間)、Windowsの診断ツールである「Microsoft Support Diagnostic Tool」(MSDT)に未修正のゼロデイ脆弱(ぜいじゃく)性(CVE-2022-30190)が見つかったとして、その回避策を公開した。既に悪用された可能性があるとしており、注意が必要だ。

MicrosoftのMSDTにリモートコードが実行される脆弱性が発見された MicrosoftのMSDTにリモートコードが実行される脆弱性が発見された

 Microsoft Wordなどの呼び出し元アプリから、URLプロトコルを使用してMSDTが呼び出されると、攻撃者が呼び出し元アプリの権限で、任意のリモートコードを実行できるというもの。Microsoft Office製品では、標準で「保護ビュー」が有効になっているので、この攻撃を防げるが、何らかの理由で保護ビューを解除すると攻撃を受ける可能性がある。

既に悪用の事実を確認済みとしている 既に悪用の事実を確認済みとしている

 本校執筆時点で修正は公開されていないが、MSDT URLプロトコルを無効にすれば攻撃を防げるとして、その方法が案内されている。

  1. 管理者としてコマンドプロンプトを実行
  2. レジストリキーをバックアップするために、コマンド「reg export HKEY_CLASSES_ROOT\ms-msdt filename」を実行
  3. コマンド「reg delete HKEY_CLASSES_ROOT\ms-msdt /f」を実行

 元に戻すには、以下の手順でバックアップからレジストリを復元する。

  1. 管理者としてコマンドプロンプトを実行
  2. コマンド「reg import filename」でバックアップからレジストリを復元

 なお、「Microsoft Defender Antivirus」のバージョン1.367.719.0以降であれば、脆弱性悪用の可能性を検出/保護できるとしている。

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