米Intelは5月31日(現地時間)、ドイツのハンブルグで開催されている国際スーパーコンピューティング会議(ISC)2022の基調講演において、次世代のデータセンター向け高性能GPUである「Rialto Bridge」(開発コード名)を発表した。
Rialto BridgeのXeコアは、先行するPonte Vecchio(開発コード名)が搭載する128コアから160コアに大幅アップ。拡張タイルを次世代のプロセスノード技術と組み合わせることで、ソフトウェアの整合性を維持しながら、密度、パフォーマンス、効率が格段にアップしたとしている。Intelは、Rialto Bridgeのサンプル出荷を2023年に開始する予定だ。
また、2月の投資家説明会で言及された、Intelのロードマップの中でも「アーキテクチャーにおける次の重大なイノベーション」だとするFalcon Shores XPUにも触れた。x86プロセッサーとXe GPUを1つのソケットにまとめた新しいアーキテクチャーで、ワットあたりのパフォーマンスは5倍、コンピューティング密度は5倍、メモリー容量と帯域幅も5倍になるなど、さまざまなメリットが期待されるという。
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