PCI-SIGは6月21日(米国東部標準時間)、カリフォルニアで開催中の開発者会議「PCI-SIG Developers Conference 2022」において、次期PCIe仕様となるPCIe 7.0を2025年に仕様策定を完了する予定だと発表した。
PCIe 7.0では、1レーン当たり最大毎秒128GT(Giga-Transfer per Second)のデータ転送速度を実現。一般的な「x16」構成では、最大毎秒512GBに達する。これは、1月に発表されたPCIe 6.0の2倍、現在製品化されているPCIe 5.0の4倍に相当する。
PCIe仕様の帯域幅は3年ごとに2倍になっているが、PCIe 7.0ではPCIe 6.0の2倍となる毎秒512GBを実現することで、この要求に応えるとしている。
PCIe 7.0は、これまでの全てのPCIe仕様と下位互換を維持しつつ、800ギガビットイーサネットやAI/ML、クラウド、量子コンピューティングなどの新しいアプリケーションやハイパースケール・データセンター、高性能コンピューティング(HPC)、軍事/航空宇宙などのデータ集約型市場のサポートを目的としている。
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