ソニーが「INZONE」でPCゲーミング市場に本気攻勢! 新型ディスプレイとヘッドフォンを投入した理由(1/2 ページ)

» 2022年06月29日 19時30分 公開
[今藤弘一ITmedia]
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 ソニーは6月29日に東京都内で発表会を開催し、同社が手掛けるPCゲーミング周辺機器としては初の製品となるディスプレイ「INZONE M9」「INZONE M3」、ヘッドフォン「INZONE H9」「INZONE H7」「INZONE H3」発表した。発売日は、いずれも7月8日だ(INZONE M3は年内発売予定)。

 これらの製品の概要については別記事でお伝えしているので、そちらを参照してほしい。本記事では発表会におけるソニーマーケティングの麥谷周一(むぎたに しゅういち)氏と福村祐太郎(ふくむら ゆうたろう)氏によるプレゼンテーションを中心にお届けする。

INZONE 今回発表された「INZONE」のラインアップ。左から27型4Kディスプレイの「INZONE M9」、無線ヘッドセット「INZONE H9」「INZONE H7」、有線ヘッドセット「INZONE H3」、そして27型フルHDディスプレイ「INZONE M3」。あくまで、第1弾となる

アスリートが「ゾーン」に入るように

 今回新たに立ち上げたブランド名「INZONE」(インゾーン)だが、アスリートが集中して試合に臨むとき、研ぎ澄まされた境地に入ることを「ゾーンに入る」というが、それに着想して命名したという。「INTO YOUR ZONE」を略して「INZONE」なのだ。

INZONE 「圧倒的な没入感」と「爽快な勝利」を目指してINZONEが作られた
INZONE ユーザーに、よりリッチなゲーム体験を届けるのもINZONEの使命だ

 また本製品は、ソニーの「ブラビア」を初めとした映像関連商品を扱うチームと、ワイヤレスヘッドフォン「1000Xシリーズ」を取り扱う音響チームが協業して作り上げたという。「ブラビアで培った映像技術、ヘッドフォンで培った音響技術を元にゲーマーに届けたい」と麥谷氏が述べた。

INZONE ソニーマーケティング プロダクツビジネス本部 モバイルエンタテインメントプロダクツビジネス部 統括部長 ゲーム事業推進室 室長 麥谷周一(むぎたに しゅういち)氏

 なぜ今、PCゲーム周辺機器に参入したかといえば、「日本国内におけるPCゲーム人口はコンソールやモバイルゲーマーに比べてまだまだ少ないがそのぶん伸び代があり、特にeスポーツの伸びが大きいため」とし、「eスポーツのイベント化により間口が広がり、PCゲームの競技人口が増えている。若い人のチャンピオンが続々と誕生しており、新しいトレンドのゲートウェイになっている」と麥谷氏は語る。

 また新型コロナウイルスの蔓延に伴う影響もあり、巣ごもり需要がきっかけでゲーミングディスプレイと、ゲーミングヘッドセットがかなりの伸びを見せているというソニーの調査結果も示された。加えて、ゲーミングデバイス市場に参入してほしいというブランドの1位はソニーだったという。

 このようにして登場することになったINZONEシリーズだが、ブラビアや音楽用ヘッドフォンで培った技術が投入され、各種認定や品質基準についても共同で行ったという。

INZONE ゲーミングデバイスの市場推移。コロナ禍を経て伸びているのが分かる
INZONE 今回、メインターゲットに選んだゲームジャンルは、RPGとシューティングで(左)、ゲーミングギアに関するブランドで最も興味があると回答したのはソニーが一番多かったという
INZONE INZONEの特徴

 続いて、製品ごとのポイントを見ていこう。

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