Microsoftは8月3日(米国太平洋夏時間)、Windows Insider ProgramのDevチャネルにおいて「Windows 11 Build 25174」を公開した。このビルドでは、同社がWindows 10/11向けに提供しているサブスクリプションゲームサービス「PC Game Pass」用のウィジェットが新たに実装されている。
新しいウィジェットは、PC Game Passの“窓口”として機能するもので、最新ゲームや近日発売のゲームなどを紹介してくれる。これをクリックすると、当該ゲームのレビューを確認したりインストールしたりできるという。
なお、このウィジェットは既存のウィジェットと同様に「ウィジェットボード」上で利用できるが、段階的に展開しているため、Devチャネルの参加者でも全員がすぐに使えるわけではないので注意しよう。
この他にも、Build 25174では、エクスプローラーの新機能のテストも行われる。具体的には、タブ機能を持つエクスプローラーのナビゲーションペインでフォルダを中クリック(クリックホイールなどの押し込み)すると、新しいタブでフォルダを開くようになる。ただし、タブ機能付きのエクスプローラーはテスト機能となっており、Devチャネルの一部参加者にのみ展開されているため、この新機能もテスト対象者のみ利用できることになる。
このビルドでは「既知の問題」として、Epic Gamesのチート防止システム「Easy Anti-Cheat」を組み込んだゲームの一部がクラッシュ(強制停止/終了)する不具合や、特定のゲームタイトルにおいてグラフィックスカード(GPU)を“誤認識”するためにフレームレートが低下する問題が報告されている。このビルドでゲームをプレイする人は注意してほしい。
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