夏休みシーズンに入った各ショップに最近のPCパーツの価格動向を尋ねると、輸入品が高騰しがちな円安傾向にありながらも明るい反応が多く返ってくる。
パソコンSHOPアークは「マザーボードなどは円安の影響もそれなりに見られますが、グラフィックスカードの値下がりはそれ以上の勢いがあります。入荷もだいぶ安定してきましたし、特価も豊富なので、組み合わせを工夫すれば円安を感じないで組めるかもしれません」と話していた。
グラフィックスカードはハイエンドからローエンドまで全体的に値下がり傾向にあるというが、値下がり幅で目立つのは元の価格が高いハイエンドモデルだ。MSI「GeForce RTX 3090 Ti GAMING X TRIO 24G」(19万9800円前後)や、Palit Microsystems「NED309T019SB-1022G」(19万8000円前後)など、税込みで20万円を切るGeForce RTX 3090 Tiカードを複数のショップで見かけた。
TSUKUMO eX.は「RTX 3090 Tiで20万円切りはインパクトがありますよね。売れ筋は5万円台のRTX 3060カードなどの周辺だったりします。まだマイニングブーム前の水準まではいきませんが、だいぶ近づいてきたのは確かですね」と話していた。
また、玄人志向のRTX 3070 Tiカード「GG-RTX3070Ti-E8GB/DF」を7万9800円(税込み、以下同様)としているドスパラ秋葉原本店は、「モデル単位で価格改定が入るので、同じGPUを搭載するカードの中で価格の開きが大きくなっています」という。
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