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メタバースの学校とは? Metaが次世代XRクリエイター育成プログラムを日本でも展開 角川ドワンゴ学園と連携パイロットワークショップも実施(2/2 ページ)

» 2022年09月12日 20時45分 公開
[井上翔ITmedia]
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「N高校」「S高校」でパイロットワークショップを実施

 Immersive Learning Academyの開始に先立って、Facebook Japanと角川ドワンゴ学園はパイロットワークショップ「メタバースの学校プロジェクト〜SF作家・バーチャル建築家と未来の学校をつくる〜」を実施し、9月7日にその作品の発表会が行われた。

 このワークショップは「メタバースの学校」(メタバース空間ならではの学校/教室のデザイン)をテーマに全5回実施され、N高校とS高校の生徒が3つのチームに分かれて検討や作品の制作を進めたという。

概要 ワークショップの概要。講師兼アドバイザーとしてSF作家の津久井五月氏とバーチャル建築家の番匠カンナ氏が参加し、ファシリテーター(活動支援者)として各種コンサルティングを手がけるMIMIGURIが参画した
初回 初回は「キックオフイベント」としてアイデア出しと、それをVRで“見える化”してみることに挑戦した
2回目 2回目は初回で作ったパーツを使って「思いつきのアイデア」を津久井さんと鑑賞して「メタバースの学校」を妄想したとのことだ

 今回の発表会で披露されたのは「学んだ知識が積み重なっていく学校」「内面を対話する学校」「動けば動くほど学べる学校」の3つだ。

学んだ知識が積み重なっていく学校

須藤隼人さん 「学んだ知識が積み重なっていく学校」を披露する須藤隼人さん

 学んだ知識が積み重なっていく学校は、学習した「本(学習)」が積み重なってらせん階段状となり「木」となるというVR空間だ。「学んだことを視覚的に見返えすことを楽しめることや、振り返ることで学びとしても有意義である」という意見から生まれたという。

 「本」はアバターで上り下りすることが可能で、「ここまで学びを積み重ねてきたんだ!」という達成感が得やすいことは確かである。

デモ 学んだ知識が積み重なっていく学校のデモ。須藤さんが自らMeta Quest2を使って解説した

内面を対話する学校

内山遥さん 「内面を対話する学校」を披露する内山遥さん

 内面を対話する学校は、今までの学校では「自分の内面を表現できない」という課題に対して、教室内に自分の好きなアイテムを置けるようにすることで、自分の内面に対する理解を深めると同時に、その教室にやってきた他者との交流を通して新しい気付きを得ることを目的としている。

 自分の好きな調度品を置けるということもあり、人によっては教室が美術館のようになることもある。教室を通して自分を知ることができるというのは、なかなか面白い着想のように思う。

デモ 内面を対話する学校も、内山さんが自らデモを行った。教室内に好きなアイテムを置けるということもあり、人によって異なる教室を構築できるという点がなかなか面白い

動けば動くほど学べる学校

林健介さん 「動けば動くほど学べる学校」を説明した林健介さんは、北海道からリモート参加となった

 動けば動くほど学べる学校は、VRとの相性が良い「オープンワールド」を舞台に、現実世界では実現しづらい体験をできる空間だ。具体的には、小人あるいは虫の目線で草原の迷宮や城を歩き回れるという。

 “仮想”現実という訳語にもあるように、VRは「仮想空間に現実を構築する」という意味合いが強いようにも思われるが、現実“にはない”体験をしやすいことも特徴である。そのことをうまく捉えた「学校」といえるだろう。

動けば動くほど学べる学校 動けば動くほど学べる学校は、オープンワールドとVRの特性をうまく生かして、現実にはできない目線で活動できることが特徴である

 今回の発表会に当たって、駐日米国大使のラーム・エマニュエル氏からビデオメッセージが寄せられた他、前デジタル大臣の牧島かれん衆議院議員が現地であいさつに立った。Metaと角川ドワンゴ学園の取り組みは、国内外からも注目を集めそうである。

ビデオメッセージ 駐日米国大使のラーム・エマニュエル氏から発表会に臨む生徒たちにビデオメッセージが寄せられた
牧島かれん衆議院議員 デジタル大臣時代に金子恭之総務大臣(当時)と「メタバース会議」(参考リンク)を行った牧島かれん衆議院議員。この発表会の前日にはメタバースジムで体を動かしてきたという
発表会後 発表会後の記念撮影
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