「ASUS Chromebook Vibe CX55 Flip」(CX5501)は、タブレットから2in1 PC、さらにはデスクトップタイプと、さまざまなモデルを擁するASUS JAPANのChrome OS搭載PCの中で、ゲーミング用途も視野に入れたハイエンドの2in1 PCだ。
販売は10月26日からの予定で、価格は上位モデル(CX5501FEA0-NA0256)が11万9800円、下位モデル(CX5501FEA0-NA0258)が8万9800円(いずれも税込み)となっている。
ASUS JAPANがChromebookを発売したのは2014年のことだ。そこから学習向けのエントリーマシンとして「ASUS Chromebook CX1」や「ASUS Chromebook Flip CM1」、日常で利用できるメインストリームマシンの「ASUS Chromebook Flip C434」「ASUS Chromebook Flip CM1」などと続き、ビジネス向けでも「ASUS Clipbook CX3」「ASUS Chromebook CX9」が発売された。この流れを受けて登場したのが本機となる。
本機に搭載されているCPUは、上位モデルではCore i5-1135G7(4コア8スレッド、8MBキャッシュ、2.4GHz〜4.2GHz)だ。GPUはCPU内蔵のIntel Iris Xe Graphicsを使い、メモリは8GB(LPDDR4X-4266)、ストレージは128GB SSD(PCI Express 3.0 x2接続)を採用する。下位モデルではCPUがCore i3-1115G4(2コア4スレッド、6MBキャッシュ、1.7GHz〜4.1GHz)、GPUはIntel UHD Graphicsとなる。
液晶ディスプレイは15.6型のグレア液晶を搭載し、画面解像度は1920×1080ピクセルのフルHDサイズだ。また本機は“Flip”の名前の通り、液晶ディスプレイが360度回転し、タブレットモード、テントモードなどでも利用できる。タッチパネルに対応しており、10点マルチタッチ操作も行える。
液晶ディスプレイ上部には、約92万画素のWebカメラとアレイマイクが内蔵されている。本体カラーはシックなミネラルグレーで、落ち着いた印象だ。無線LANはWi-Fi 6をサポートし、Bluetooth 5.1に対応する。
本機の特徴の1つは、Chromebookでは珍しく144Hzのリフレッシュレートに対応した液晶ディスプレイを備えており、ワンランク上のゲーム体験をできるだけのスペックを持つ。ASUS JAPANの調査では、PCでゲームをする人の83%はカジュアルゲーマーという結果もあり、クラウドゲーミングであればChromebookでも十分プレイが可能だという。
同社によると、Core i3+メモリ8GB以上であれば、クラウドゲーミングは十分楽しめるとのこと。思いついたらすぐに起動してAAAタイトルも気軽にプレイできるが利点だ。
キーボードには、キャラクターの移動などに使うWASDキーにカラーリングが施されており、目立つ仕様となっているほか、Nキーロールオーバーやアンチゴースト機能に対応し、15キーの同時入力でも利用できる。
内蔵の2W対応ステレオスピーカーもharman/kardonの認証を受けており、パワフルでクリアなサウンドを楽しめる。
続いて、インタフェース回りを見ていこう。
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