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Microsoftが「Windows 開発キット 2023(Project Volterra)」の販売を開始 日本では税込み9万9880円で発売もすぐに品切れ

» 2022年10月25日 15時30分 公開
[井上翔ITmedia]

 Microsoftは10月24日(米国太平洋夏時間)、Armアーキテクチャベースの開発者向けPC「Windows Dev Kit 2023」(旧称:Project Volterra)を発売した。米国のMicrosoft Storeでの販売価格は599.99ドル(約8万9300円)となっている。日本のMicrosoft Storeでも10月25日(日本時間)、「Windows 開発キット 2023」として税込み9万9880円で販売が始まったものの、同日15時時点では「在庫切れ」となっている。

Windows Dev Kit 2023(正面)
Windows Dev Kit 2023(背面) Windows Dev Kit 2023(旧称:Project Volterra)
日本 日本でも販売されているが、10月25日15時時点では在庫切れとなっていた

Windows Dev Kit 2023の概要

 Windows Dev Kit 2023は、5月24日(米国太平洋夏時間)に発表された開発者向けPCで、当時は「Project Volterra」という仮称で呼ばれていた。

 主なスペックは以下の通りとなる。

  • SoC(プロセッサ):Qualcomm Snapdragon 8cx Gen 3
  • メインメモリ:32GB(LPDDR4x)
  • ストレージ:512GB SSD
  • 外部ポート:USB 3.2 Gen 2 Type-C×2、USB 3.2 Gen 2 Type-A×3、Mini DisplayPort×1(HBR2対応)、有線LANポート
  • ワイヤレス通信:Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)、Bluetooth 5.1
  • OS:Windows 11 Pro(Arm版)

 Microsoftでは、本キットを含めてArmネイティブのWindowsアプリの開発を支援する動きを強化している。その中核となる開発アプリ「Visual Studio 2022 17.4」とアプリケーションフレームワーク「.NET 7」のArmネイティブの製品版は、これから数週間以内に提供される予定だ。

 また、同社は10月1日(米国太平洋夏時間)から、クラウド仮想マシン「Azure VM」において「Ampere Altraプロセッサ」を利用したArmアーキテクチャのインスタンスの提供を段階的に始めている。Armアーキテクチャのインスタンスでは、以下のOSを稼働できる。

  • Windows 11 Pro/Enterprise(Insider Preview版を含む)
  • Linux(一部のディストリビューション)
開発者 ArmネイティブのWindowsアプリケーションの開発環境を拡充する

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